四面体 $OABC$ において、$\vec{OG} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4}$ で定まる点 $G$ がある。直線 $AG$ と三角形 $OBC$ の交点を $R$ とするとき、位置ベクトル $\vec{OR}$ を $\vec{OB}$ と $\vec{OC}$ で表せ。

幾何学ベクトル空間図形四面体位置ベクトル
2025/7/19

1. 問題の内容

四面体 OABCOABC において、OG=OA+OB+OC4\vec{OG} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4} で定まる点 GG がある。直線 AGAG と三角形 OBCOBC の交点を RR とするとき、位置ベクトル OR\vec{OR}OB\vec{OB}OC\vec{OC} で表せ。

2. 解き方の手順

RR は直線 AGAG 上にあるので、実数 kk を用いて
OR=(1k)OA+kOG\vec{OR} = (1-k)\vec{OA} + k\vec{OG}
と表せる。OG=OA+OB+OC4\vec{OG} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4} を代入すると、
OR=(1k)OA+kOA+OB+OC4=(134k)OA+k4OB+k4OC\vec{OR} = (1-k)\vec{OA} + k\frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4} = (1 - \frac{3}{4}k)\vec{OA} + \frac{k}{4}\vec{OB} + \frac{k}{4}\vec{OC}
RR は三角形 OBCOBC 上にあるので、OA\vec{OA} の係数が 00 になる。したがって、
134k=01 - \frac{3}{4}k = 0
k=43k = \frac{4}{3}
これを代入すると、
OR=13OB+13OC\vec{OR} = \frac{1}{3}\vec{OB} + \frac{1}{3}\vec{OC}

3. 最終的な答え

OR=13OB+13OC\vec{OR} = \frac{1}{3}\vec{OB} + \frac{1}{3}\vec{OC}

「幾何学」の関連問題

円に内接する四角形$ACBD$が与えられています。$\angle ACB = 82^\circ$、$\angle ADB = 48^\circ$のとき、$\angle AEB = x$を求めよ。ただし...

四角形円周角の定理角度
2025/7/20

円Oに内接する三角形があり、円の中心角が94°、三角形の一つの角が38°である。もう一つの角xを求める。

三角形内接円周角内角の和
2025/7/20

一辺の長さが12cmの正方形ABCDの折り紙があり、点Dが辺AB上の点Gに重なるように折る。折り目をEFとする。 1. ∠DEF = 70°のとき、∠xの大きさを求める。

正方形折り紙角度三平方の定理
2025/7/20

一辺の長さが2の正方形ABCDにおいて、辺CDの中点をEとするとき、以下のベクトルの内積を求めよ。 (1) $\overrightarrow{AB} \cdot \overrightarrow{BC}...

ベクトル内積正方形
2025/7/20

点A(2, 0, 1)を通り、法線ベクトル $\vec{n} = \begin{pmatrix} 2 \\ 1 \\ 3 \end{pmatrix}$ に垂直な平面のベクトル方程式を求める。

ベクトル平面ベクトル方程式法線ベクトル空間ベクトル
2025/7/20

点$(2, -1, 6)$を通り、ベクトル$(3, 1, -1)$に垂直な平面と、直線 $\frac{x}{-2} = \frac{y-2}{3} = \frac{z}{2}$ の交点を求めます。

空間ベクトル平面直線交点
2025/7/20

円周上に4点A, B, C, Dがあり、線分ABは円の中心Oを通る。∠ACB = 82°、∠ADB = 48°であるとき、∠AEB = x を求める問題です。

円周角三角形角度
2025/7/20

ベクトル $\vec{a} = \begin{pmatrix} 2 \\ -1 \\ 3 \end{pmatrix}$ に垂直なベクトルを1つ求める。

ベクトル垂直内積空間ベクトル
2025/7/20

円の中に三角形が内接しており、円の中心角が$94^\circ$、三角形の一つの角が$38^\circ$である。もう一つの角$x$を求める問題。

三角形内接円周角中心角角度
2025/7/20

正の実数 $t$ に対して、$xy$ 平面上の放物線 $C: y = x^2 + tx + t^2$ を考える。 (1) 実数 $t$ が範囲 $t > 0$ を動くとき、放物線 $C$ の頂点の軌跡...

放物線軌跡通過領域二次関数不等式
2025/7/20