問題は2つあります。 (1) 図において、$\angle FBA = 35^\circ$ のとき、$\angle FED$ の大きさを求めよ。 (2) 図において、$AB = 4$ cm, $AF = 3$ cm, $BF = 5$ cmのとき、線分$DG$ の長さを求めよ。

幾何学角度図形正方形相似三平方の定理
2025/7/19

1. 問題の内容

問題は2つあります。
(1) 図において、FBA=35\angle FBA = 35^\circ のとき、FED\angle FED の大きさを求めよ。
(2) 図において、AB=4AB = 4 cm, AF=3AF = 3 cm, BF=5BF = 5 cmのとき、線分DGDG の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) FED\angle FED を求める。
四角形ABCDは正方形なのでABC=90\angle ABC=90^\circ
FBA=35\angle FBA = 35^\circなので、CBF=9035=55\angle CBF=90^\circ - 35^\circ=55^\circ
また、BCF=90\angle BCF=90^\circ
よって、三角形BCFにおいて、CFB=1809055=35\angle CFB = 180^\circ-90^\circ-55^\circ = 35^\circ
三角形FABにおいて、AFB+FAB+35=180\angle AFB + \angle FAB + 35 = 180, よってAFB+FAB=145\angle AFB + \angle FAB=145
AFB\angle AFBAFE+EFB\angle AFE + \angle EFBなので、AFE+EFB+FAB=145\angle AFE + \angle EFB + \angle FAB=145
DEF=90FED\angle DEF=90-\angle FED
また、四角形AFEDにおいて、FAD=90\angle FAD=90^\circADE=90\angle ADE=90^\circAFE+FED+EDA+DAF=360\angle AFE+\angle FED+\angle EDA+\angle DAF=360^\circ。よってAFE+FED+90+90=360\angle AFE+\angle FED+90^\circ+90^\circ=360^\circ。よってAFE+FED=180\angle AFE+\angle FED=180^\circ
ABF+CBF=ABC=90\angle ABF + \angle CBF = \angle ABC = 90^\circより、CBF=9035=55\angle CBF = 90^\circ - 35^\circ = 55^\circ
BFC=1809055=35\angle BFC = 180^\circ - 90^\circ - 55^\circ = 35^\circ
AFB=18035BAF\angle AFB = 180^\circ - 35^\circ - \angle BAF
EFB=180AFBAFE=180(18035BAF)AFE=35+BAFAFE\angle EFB=180-\angle AFB-\angle AFE=180-(180-35-\angle BAF)-\angle AFE = 35+\angle BAF-\angle AFE
しかしながら、これだけでは、FED\angle FEDを求めることができない。
しかし、問題文にFBA=35\angle FBA = 35^\circと与えられているので、図に書き込まれているAFE=55\angle AFE = 55^\circは間違いである。
FBA=35\angle FBA = 35^\circ より、CBF=55\angle CBF = 55^\circBCF=90\angle BCF = 90^\circ より、CFB=35\angle CFB = 35^\circ
DFE=CFB=35\angle DFE = \angle CFB = 35^\circ (対頂角)。
DGF=90\angle DGF=90^\circなので、FDG=90DFG\angle FDG=90-\angle DFG
FDE=180AFDDFG\angle FDE=180-\angle AFD-\angle DFG
FED=9055=35\angle FED=90-55=35^\circ.
(2) 線分DGDG の長さを求める。
AB=4AB = 4 cm, AF=3AF = 3 cm, BF=5BF = 5 cmである。
三角形ABFABFにおいて、32+42=9+16=25=523^2 + 4^2 = 9 + 16 = 25 = 5^2より、BAF=90\angle BAF = 90^\circである。
点A,B,C,Dは正方形の頂点なので、正方形ABCDの一辺の長さは4cm。
点GはBF上にあり、DGはBFに垂直なので、三角形ABFと三角形ADGは相似である。
よって、ABFDAG\triangle ABF \sim \triangle DAGなので、DGAB=ADBF\frac{DG}{AB} = \frac{AD}{BF}が成り立つ。
DG4=45\frac{DG}{4} = \frac{4}{5}より、DG=165DG = \frac{16}{5} cm。

3. 最終的な答え

(1) FED=35\angle FED = 35^\circ
(2) DG=165DG = \frac{16}{5} cm

「幾何学」の関連問題

$AB = AC$ の二等辺三角形 $ABC$ がある。点 $B$ を通り辺 $AC$ に平行な直線と、点 $C$ を通り辺 $AB$ に平行な直線との交点を $D$ とする。点 $A$ と点 $D$...

二等辺三角形平行四辺形ひし形証明角度
2025/7/20

2つの関数 $y = x - 2$ と $y = \frac{1}{2}x + 4$ のグラフに関する問題です。 (1) 2直線の交点Aの座標を求めます。 (2) 点C (x座標が4で $y = \f...

一次関数グラフ交点平行台形面積
2025/7/20

2つの直線 $y = x - 2$ (①) と $y = \frac{1}{2}x + 4$ (②) が与えられています。点Aは①と②の交点、点Bは①とy軸の交点、点Cは②上の点でx座標が4、点Dは点...

一次関数直線の交点台形面積座標平面連立方程式
2025/7/20

2つの直線 $y = x - 2$ と $y = \frac{1}{2}x + 4$ があります。点Aはこれらの直線の交点、点Bは直線 $y = x - 2$ とy軸の交点、点Cは直線 $y = \f...

座標平面直線交点平行連立方程式
2025/7/20

与えられた2つの直線、$y = x - 2$ と $y = \frac{1}{2}x + 4$ の交点の座標を求めよ。

直線交点連立方程式座標
2025/7/20

2つの直線 $y=x-2$ と $y=\frac{1}{2}x+4$ の交点Aの座標を求める問題です。

直線交点連立方程式座標
2025/7/20

放物線 $y = x^2 + 2x - 3$ を、(1) $y$軸に関して対称移動した場合と、(2) 原点に関して対称移動した場合の、それぞれの放物線の方程式を求める問題です。

放物線対称移動座標変換二次関数
2025/7/20

(1) 点 $(1, 6, -1)$ を通り、ベクトル $\vec{n} = (2, -1, 4)$ に垂直な平面の方程式を求める。 (2) 点 $(-4, 3, 1)$ を通り、平面 $x + 5y...

平面ベクトル方程式空間図形
2025/7/20

次の連立不等式を満たす領域を、図中のア~エから選択する問題です。 $x^2 + y^2 > 2$ $x - 2y + 1 < 0$

不等式領域直線
2025/7/20

与えられた連立不等式 $ \begin{cases} x^2 + y^2 > 2 \\ x - 2y + 1 < 0 \end{cases} $ を満たす領域を、図中のア〜エから選択する問題です。円の...

不等式領域直線座標平面
2025/7/20