10枚の番号札から3枚を選ぶ組み合わせの総数は、組み合わせの公式を用いて計算できます。 $$ _{10}C_3 = \frac{10!}{3!(10-3)!} = \frac{10!}{3!7!} = \frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1} = 120 $$
2025/7/13
## 問題1
1から10までの番号札10枚から、同時に3枚の番号札を引くとき、その中に1の番号札が含まれている場合は何通りあるか。
## 解き方の手順
1. **全体の組み合わせの数を計算する。**
10枚の番号札から3枚を選ぶ組み合わせの総数は、組み合わせの公式を用いて計算できます。
_{10}C_3 = \frac{10!}{3!(10-3)!} = \frac{10!}{3!7!} = \frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1} = 120
2. **1が含まれない組み合わせの数を計算する。**
1の番号札を含まない組み合わせは、2から10までの9枚の番号札から3枚を選ぶ組み合わせです。
_9C_3 = \frac{9!}{3!(9-3)!} = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 84
3. **1が含まれる組み合わせの数を計算する。**
1が含まれる組み合わせの数は、全体の組み合わせの数から1が含まれない組み合わせの数を引くことで求められます。
_{10}C_3 - _9C_3 = 120 - 84 = 36
## 最終的な答え
36通り
## 問題2
次の図のような街路で、AからBまで行く最短経路は何通りあるか。縦、横の一区画の長さはすべて等しいものとする。
## 解き方の手順
1. **最短経路の総ステップ数を数える。**
AからBまでの最短経路は、右に4ステップ、上に3ステップで構成されています。つまり、合計7ステップです。
2. **経路の組み合わせを考える。**
7ステップのうち、どの3ステップを上に進むか(または、どの4ステップを右に進むか)を選ぶかを考えればよいです。これは、7個の場所から3個を選ぶ組み合わせの問題となります。
3. **組み合わせの公式を適用する。**
_7C_3 = \frac{7!}{3!(7-3)!} = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35
あるいは、7個の場所から4個を選ぶ組み合わせとして考えることもできます。
_7C_4 = \frac{7!}{4!(7-4)!} = \frac{7!}{4!3!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35
どちらで計算しても結果は同じです。
## 最終的な答え
35通り