直線 $l: y = -2x + 6$ と直線 $m: y = \frac{3}{4}x - 5$ がある。 直線 $l, m$ と $y$ 軸との交点をそれぞれ $A, B$ とし、2直線の交点を $P$ とする。 (1) 点 $P$ の座標を求めよ。 (2) 点 $P$ を通り、$\triangle PAB$ の面積を二等分する直線の式を求めよ。 (3) 直線 $m$ 上に $\triangle PAB : \triangle PQA = 1:1$ となる点 $Q$ をとるとき、点 $Q$ の座標を求めよ。

幾何学直線交点面積座標平面連立方程式中点三角形
2025/7/13

1. 問題の内容

直線 l:y=2x+6l: y = -2x + 6 と直線 m:y=34x5m: y = \frac{3}{4}x - 5 がある。
直線 l,ml, myy 軸との交点をそれぞれ A,BA, B とし、2直線の交点を PP とする。
(1) 点 PP の座標を求めよ。
(2) 点 PP を通り、PAB\triangle PAB の面積を二等分する直線の式を求めよ。
(3) 直線 mm 上に PAB:PQA=1:1\triangle PAB : \triangle PQA = 1:1 となる点 QQ をとるとき、点 QQ の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点 PP は直線 ll と直線 mm の交点なので、連立方程式を解く。
y=2x+6y = -2x + 6
y=34x5y = \frac{3}{4}x - 5
これを解く。
2x+6=34x5-2x + 6 = \frac{3}{4}x - 5
8x+24=3x20-8x + 24 = 3x - 20
11x=44-11x = -44
x=4x = 4
y=2(4)+6=8+6=2y = -2(4) + 6 = -8 + 6 = -2
よって、P(4,2)P(4, -2)
(2) 点 A,BA, B はそれぞれ直線 l,ml, myy 軸との交点なので、
A(0,6),B(0,5)A(0, 6), B(0, -5)
線分 ABAB の中点を MM とすると、M(0,6+(5)2)=M(0,12)M(0, \frac{6 + (-5)}{2}) = M(0, \frac{1}{2})
PP を通り、PAB\triangle PAB の面積を二等分する直線は線分 ABAB の中点 MM を通る。
直線 PMPM の式を求める。
傾きは 21240=524=58\frac{-2 - \frac{1}{2}}{4 - 0} = \frac{-\frac{5}{2}}{4} = -\frac{5}{8}
y=58x+12y = -\frac{5}{8}x + \frac{1}{2}
(3) PAB\triangle PABPQA\triangle PQA の面積比が 1:11:1 であるとき、PAB=PQA\triangle PAB = \triangle PQA
これは、線分 ABAB を底辺としたとき、点 PP と点 QQyy 軸からの距離が等しいことを意味する。つまり、PPQQxx 座標の絶対値が等しい。
PPxx 座標は 44 なので、点 QQxx 座標は x=4x = -4 となるか、x=4x = 4 となる。ただし QPQ \ne P
QQ は直線 mm 上にあるので、y=34x5y = \frac{3}{4}x - 5 に代入する。
x=4x = -4 のとき、y=34(4)5=35=8y = \frac{3}{4}(-4) - 5 = -3 - 5 = -8
x=4x = 4 のとき、y=34(4)5=35=2y = \frac{3}{4}(4) - 5 = 3 - 5 = -2
Q(4,8)Q(-4, -8)

3. 最終的な答え

(1) P(4,2)P(4, -2)
(2) y=58x+12y = -\frac{5}{8}x + \frac{1}{2}
(3) Q(4,8)Q(-4, -8)

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