直線 $l: y = -2x + 6$ と直線 $m: y = \frac{3}{4}x - 5$ がある。直線 $l$ と $m$ が $y$ 軸と交わる点をそれぞれ $A$, $B$ とし、2直線の交点を $P$ とする。 (1) 点 $P$ の座標を求めよ。 (2) 点 $P$ を通り、三角形 $PAB$ の面積を二等分する直線の式を求めよ。 (3) 直線 $m$ 上に、三角形 $PAB$ : 三角形 $PQA$ = 1 : 1 となる点 $Q$ をとるとき、点 $Q$ の座標を求めよ。
2025/7/13
1. 問題の内容
直線 と直線 がある。直線 と が 軸と交わる点をそれぞれ , とし、2直線の交点を とする。
(1) 点 の座標を求めよ。
(2) 点 を通り、三角形 の面積を二等分する直線の式を求めよ。
(3) 直線 上に、三角形 : 三角形 = 1 : 1 となる点 をとるとき、点 の座標を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 点 の座標は、2直線の交点であるから、連立方程式を解く。
両辺に4をかけて
よって、点 の座標は 。
(2) 点 の座標は の 切片なので 。
点 の座標は の 切片なので 。
三角形 の面積を二等分する直線は、線分 の中点を通る。
線分 の中点の座標は 。
点 を通り、点 を通る直線の式を求める。
傾きは 。
よって、求める直線の式は と表せる。
点 を通るので、。
したがって、求める直線の式は 。
(3) より、。
これは、底辺を と考えると、高さが等しいことを意味する。
つまり、点 は、線分 と平行な直線上にある。
は 軸上にあるので、 を底辺としたときの高さは、点 の 座標の絶対値である。
よって、点 は、点 の 座標が4であることから、点 から 軸までの距離が 4 となる。
点 は直線 上にあるので、 とおくと、
なので、 と が平行より、点 の 座標と点 の 座標の差の絶対値が等しい。
点 の 座標を とすると、 より、 または 。
は点 に一致するので、。
。
したがって、点 の座標は 。
3. 最終的な答え
(1) 点 の座標:
(2) 点 を通り、三角形 の面積を二等分する直線の式:
(3) 点 の座標: