三角形ABCにおいて、角ABCが鋭角のときにも正弦定理が成り立つかどうかを考察する。 頂点Bから対辺CAに垂線BHを引く。△AHBにおいて、BHを角度Aを用いて表し、△CHBにおいて、BHを角度Cを用いて表す。 これらのBHの長さを表す式から、$\frac{c}{sin C}$ を求める。
2025/7/16
1. 問題の内容
三角形ABCにおいて、角ABCが鋭角のときにも正弦定理が成り立つかどうかを考察する。
頂点Bから対辺CAに垂線BHを引く。△AHBにおいて、BHを角度Aを用いて表し、△CHBにおいて、BHを角度Cを用いて表す。
これらのBHの長さを表す式から、 を求める。
2. 解き方の手順
まず、において、をとを用いて表す。であるから、
において、問題文からである。
したがって、
この式の両辺をで割ると、
同様に、頂点Aから辺BCに垂線を下ろすことによって、も同じ値を持つことが示せるので、正弦定理が成り立つ。