まず、2つ目の円の方程式を変形して、中心と半径を求める。
x2+y2−6x+4y+4=0 を平方完成すると、 (x−3)2−9+(y+2)2−4+4=0 (x−3)2+(y+2)2=9 よって、2つ目の円の中心は (3,−2) 、半径は 3 である。 2つの円が異なる2つの共有点をもつためには、2つの円の中心間の距離が、2つの円の半径の和よりも小さく、2つの円の半径の差の絶対値よりも大きくなければならない。
1つ目の円の中心は (0,0) 、半径は r である。 d=(3−0)2+(−2−0)2=32+(−2)2=9+4=13 したがって、以下の条件を満たす必要がある。
∣r−3∣<13<r+3 まず、∣r−3∣<13 を解く。 −13<r−3<13 3−13<r<3+13 次に、13<r+3 を解く。 r>13−3 したがって、3−13<r<3+13 かつ r>13−3 を満たす r の範囲を求める。 r>0 であることから、r>3−13 は常に成り立つ。 よって、13−3<r<13+3 が答えとなる。