$\theta$ の動径が第3象限にあり、$\tan{\theta} = 2$ のとき、$\sin{\theta}$ と $\cos{\theta}$ の値を求める。

幾何学三角関数三角比象限sincostan
2025/7/16

1. 問題の内容

θ\theta の動径が第3象限にあり、tanθ=2\tan{\theta} = 2 のとき、sinθ\sin{\theta}cosθ\cos{\theta} の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、tanθ=sinθcosθ\tan{\theta} = \frac{\sin{\theta}}{\cos{\theta}} である。
tanθ=2\tan{\theta} = 2 より、sinθcosθ=2\frac{\sin{\theta}}{\cos{\theta}} = 2 である。よって、sinθ=2cosθ\sin{\theta} = 2\cos{\theta} が成り立つ。
また、三角関数の基本的な関係式として、
sin2θ+cos2θ=1\sin^2{\theta} + \cos^2{\theta} = 1
がある。
sinθ=2cosθ\sin{\theta} = 2\cos{\theta} を代入すると、
(2cosθ)2+cos2θ=1(2\cos{\theta})^2 + \cos^2{\theta} = 1
4cos2θ+cos2θ=14\cos^2{\theta} + \cos^2{\theta} = 1
5cos2θ=15\cos^2{\theta} = 1
cos2θ=15\cos^2{\theta} = \frac{1}{5}
cosθ=±15\cos{\theta} = \pm \frac{1}{\sqrt{5}}
θ\theta の動径は第3象限にあるので、cosθ<0\cos{\theta} < 0 である。よって、
cosθ=15=55\cos{\theta} = -\frac{1}{\sqrt{5}} = -\frac{\sqrt{5}}{5}
sinθ=2cosθ\sin{\theta} = 2\cos{\theta} より、
sinθ=2×(15)=25=255\sin{\theta} = 2 \times \left(-\frac{1}{\sqrt{5}}\right) = -\frac{2}{\sqrt{5}} = -\frac{2\sqrt{5}}{5}

3. 最終的な答え

sinθ=255\sin{\theta} = -\frac{2\sqrt{5}}{5}
cosθ=55\cos{\theta} = -\frac{\sqrt{5}}{5}

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