(1) 2つの円が異なる2点で交わることを示す。
円1の中心と半径を求めます。
円1の方程式を平方完成すると、(x−1)2+(y+2)2=5 となります。 よって、円1の中心は(1, -2)、半径は5です。 円2の中心と半径を求めます。
円2の方程式を平方完成すると、(x+1)2+y2=2 となります。 よって、円2の中心は(-1, 0)、半径は2です。 中心間の距離を求めます。
中心間の距離は(1−(−1))2+(−2−0)2=22+(−2)2=8=22です。 半径の和を求めます。
半径の和は5+2です。 半径の差の絶対値を求めます。
半径の差の絶対値は∣5−2∣=5−2です。 異なる2点で交わる条件: |半径の差| < 中心間の距離 < 半径の和
5−2<22<5+2 が成り立つことを確認します。 5≈2.236, 2≈1.414 より、 2.236−1.414<2(1.414)<2.236+1.414 0.822<2.828<3.65 これは正しいので、2つの円は異なる2点で交わります。
(2) 2つの円の交点P, Qと点(1, 0)を通る円の方程式を求める。
2つの円の交点を通る円の方程式は、x2+y2−2x+4y+k(x2+y2+2x−1)=0 と表せます。 この円が点(1, 0)を通るので、代入します。
12+02−2(1)+4(0)+k(12+02+2(1)−1)=0 1−2+k(1+2−1)=0 −1+2k=0 これを代入して、
x2+y2−2x+4y+21(x2+y2+2x−1)=0 2(x2+y2−2x+4y)+(x2+y2+2x−1)=0 2x2+2y2−4x+8y+x2+y2+2x−1=0 3x2+3y2−2x+8y−1=0 よって、求める円の方程式は 3x2+3y2−2x+8y−1=0 です。 (3) 直線PQの方程式と弦PQの長さを求める。
直線PQの方程式は、2つの円の方程式の差をとることで求められます。
(x2+y2−2x+4y)−(x2+y2+2x−1)=0 −4x+4y+1=0 4x−4y−1=0 よって、直線PQの方程式は 4x−4y−1=0 です。 円2の中心(-1, 0)と直線4x−4y−1=0の距離dを求めます。 d=42+(−4)2∣4(−1)−4(0)−1∣=16+16∣−4−1∣=325=425=852 弦PQの長さlを求めます。
弦PQの長さはl=2r2−d2 で求められます。ここで、r=2は円2の半径です。 l=2(2)2−(852)2=22−6450=22−3225=23264−25=23239=24239=2239=478 よって、弦PQの長さは 478 です。