1. 問題の内容
与えられた文章の空欄を埋める問題と、関数の連続性を調べる問題、および中間値の定理に関連する証明問題が出されています。
2. 解き方の手順
問題1
(1) 関数 が で連続であるとは、 を満たすことをいいます。また、 が定義域内のある区間 上で連続であるとは、 がすべての で連続であることです。
(2) 多項式関数、指数関数、 や は 上で連続です。無理関数は根号の中身が負でない区間で連続で、対数関数は真数(対数の中身)が正である区間で連続です。
(3) は、 と の合成関数です。
問題2
の連続性を調べます。
では、 と は連続であり、 なので も連続です。
での連続性を調べるために、 を計算します。
であり、 なので、 が成り立ちます。したがって、 は で連続です。
以上より、 は 上で連続です。
問題3
(1) とし、関数 が有界閉区間 上で連続であるとき、 と の間の任意の値 に対し、 を満たす が存在します。
(2) とします。 は連続関数です。
であり、 です。
中間値の定理より、 となる が存在します。すなわち、 となる が存在します。 より、 です。
次に、 が一意に存在することを示します。 の導関数は です。 において なので、 は で単調増加です。したがって、 となる はただ一つ存在します。よって、 は一意に存在します。
3. 最終的な答え
問題1
(1) ,
(2) , 真数
(3) ,
問題2
は 上で連続である。
問題3
(1) 連続,
(2) 証明は上記参照。