複素数 $z_1 = \frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3}}{2}i$, $z_2 = \frac{1}{2} - \frac{\sqrt{3}}{2}i$, $z_3 = -1$ を表す複素数平面上の点をそれぞれ A($z_1$), B($z_2$), C($z_3$) とする。0 でない複素数 $z$ に対し、$w = \frac{1}{z}$ によって $w$ を定める。$z$, $w$ が表す複素数平面上の点をそれぞれ P($z$), Q($w$)とする。 (1) Pが線分AB上を動くとき、Qの描く曲線を複素数平面上に図示せよ。 (2) Pが三角形ABCの3辺上を動くとき、Qの描く曲線を複素数平面上に図示せよ。
2025/7/13
1. 問題の内容
複素数 , , を表す複素数平面上の点をそれぞれ A(), B(), C() とする。0 でない複素数 に対し、 によって を定める。, が表す複素数平面上の点をそれぞれ P(), Q()とする。
(1) Pが線分AB上を動くとき、Qの描く曲線を複素数平面上に図示せよ。
(2) Pが三角形ABCの3辺上を動くとき、Qの描く曲線を複素数平面上に図示せよ。
2. 解き方の手順
(1) Pが線分AB上を動くとき
線分AB上の点を とすると, ある実数 () を用いて
と表せる. したがって
とおくと
のとき
のとき
線分 AB は 上にあるので, は 上にある。
のとき
のとき
したがって、Qは中心 (0,0), 半径 1 の円弧で、始点が, 終点がとなる。
(2) Pが三角形ABCの3辺上を動くとき
線分BC上:
線分CA上:
3. 最終的な答え
(1) Qは中心 (0,0), 半径 1 の円弧で、始点が, 終点がとなる。
(2) 省略