2つの直線 $l_1: (a-1)(x+1) - (a+1)y = 0$ と $l_2: ax - y - 1 = 0$ が与えられています。 (1) 直線 $l_1$ が $a$ の値によらず通る定点の座標を求めます。 (2) $a$ が実数全体を動くとき、$l_1$ と $l_2$ の交点の軌跡を求めます。
2025/7/13
1. 問題の内容
2つの直線 と が与えられています。
(1) 直線 が の値によらず通る定点の座標を求めます。
(2) が実数全体を動くとき、 と の交点の軌跡を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 直線 の式を について整理します。
この式が任意の について成り立つためには、
かつ である必要があります。
これら2つの式を連立させて解きます。
2つの式を足すと、
を に代入すると、
したがって、直線 は の値によらず定点 を通ります。
(2) と の交点の軌跡を求めます。
の式から について整理すると、
(ただし、)
の式から について解くと、
(ただし、)
2つの式から を消去します。
ただし、 かつ 。
を満たす は、 上の点ではありません。
のとき、 より . このとき、 は であり、 は より . このとき、 となり条件を満たす。
また、 より、. これを に代入すると、。 。 。 。 よって .
のとき、, のとき、となりの定点に一致する。
したがって、 かつ を除く。
また、の条件より点を除く。
3. 最終的な答え
(1) 定点の座標:
(2) 交点の軌跡: ただし、点 、を除く。