$x$ を実数とし、条件 $p$, $q$, $r$ が次のように定められている。 $p$: $x$ は1桁の素数 $q$: $x$ は1桁の正の奇数 $r$: $x$ は2次方程式 $x^2 - 8x + 15 = 0$ の解 このとき、(1) $p$ は $q$ であるための、(2) $q$ は $r$ であるための、(3) $r$ は $p$ であるための条件をそれぞれ答える。選択肢は「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要十分条件である」、「必要条件でも十分条件でもない」の4つである。
2025/7/13
1. 問題の内容
を実数とし、条件 , , が次のように定められている。
: は1桁の素数
: は1桁の正の奇数
: は2次方程式 の解
このとき、(1) は であるための、(2) は であるための、(3) は であるための条件をそれぞれ答える。選択肢は「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要十分条件である」、「必要条件でも十分条件でもない」の4つである。
2. 解き方の手順
(1) は であるための条件
: は1桁の素数。1桁の素数は である。
: は1桁の正の奇数。1桁の正の奇数は である。
は真である(を満たすは必ずを満たす)。
は偽である(を満たすはを満たさない)。
したがって、 は であるための十分条件であるが必要条件ではない。
(2) は であるための条件
: は1桁の正の奇数。1桁の正の奇数は である。
: は2次方程式 の解。
より、
は偽である(を満たすはを満たさない)。
は真である(を満たすは必ずを満たす)。
したがって、 は であるための必要条件であるが十分条件ではない。
(3) は であるための条件
: は1桁の素数。1桁の素数は である。
: は2次方程式 の解。
は真である(を満たすは必ずを満たす)。
は偽である(を満たすはを満たさない)。
したがって、 は であるための十分条件であるが必要条件ではない。
3. 最終的な答え
(1) は であるための**十分条件であるが必要条件ではない**。
(2) は であるための**必要条件であるが十分条件ではない**。
(3) は であるための**十分条件であるが必要条件ではない**。