1番の問題は、2点 A(3, 1), B(4, 3) に対して、2AP = BP を満たす x 軸上の点 P の座標を求める問題です。 2番の問題は、点 P(3, 4) に関して、点 A(-1, 6) と対称な点 R の座標を求める問題です。 3番の問題は、条件 $a_1 = 1$, $a_{n+1} = 2a_n + n - 1$ によって定められる数列 $\{a_n\}$ の一般項を求める問題です。

代数学座標ベクトル数列漸化式等比数列対称点
2025/7/13

1. 問題の内容

1番の問題は、2点 A(3, 1), B(4, 3) に対して、2AP = BP を満たす x 軸上の点 P の座標を求める問題です。
2番の問題は、点 P(3, 4) に関して、点 A(-1, 6) と対称な点 R の座標を求める問題です。
3番の問題は、条件 a1=1a_1 = 1, an+1=2an+n1a_{n+1} = 2a_n + n - 1 によって定められる数列 {an}\{a_n\} の一般項を求める問題です。

2. 解き方の手順

1番の問題:
点Pはx軸上にあるので、P(x, 0)とおける。
2AP = BP という条件は、ベクトルで考えると AP=(x3,1)\vec{AP} = (x-3, -1), BP=(x4,3)\vec{BP} = (x-4, -3)となる。
2AP = BP は、2 AP|\vec{AP}| = BP|\vec{BP}| を意味するので、
2(x3)2+(1)2=(x4)2+(3)22 \sqrt{(x-3)^2 + (-1)^2} = \sqrt{(x-4)^2 + (-3)^2}
両辺を2乗すると、
4((x3)2+1)=(x4)2+94((x-3)^2 + 1) = (x-4)^2 + 9
4(x26x+9+1)=x28x+16+94(x^2 - 6x + 9 + 1) = x^2 - 8x + 16 + 9
4x224x+40=x28x+254x^2 - 24x + 40 = x^2 - 8x + 25
3x216x+15=03x^2 - 16x + 15 = 0
(3x5)(x3)=0(3x - 5)(x - 3) = 0
x=53,3x = \frac{5}{3}, 3
よって、Pの座標は (53,0)(\frac{5}{3}, 0), (3,0)(3, 0)
2番の問題:
点Rは点A(-1,6)と点P(3,4)に関して対称なので、点Pは線分ARの中点である。
点Rの座標を(x,y)とすると、中点の公式より、
1+x2=3\frac{-1+x}{2} = 3, 6+y2=4\frac{6+y}{2} = 4
1+x=6-1 + x = 6, 6+y=86 + y = 8
x=7x = 7, y=2y = 2
よって、点Rの座標は(7, 2)
3番の問題:
an+1=2an+n1a_{n+1} = 2a_n + n - 1
an+1+(n+1)=2(an+n)a_{n+1} + (n+1) = 2(a_n + n)
bn=an+nb_n = a_n + n とおくと、
bn+1=2bnb_{n+1} = 2b_n
数列 {bn}\{b_n\} は公比2の等比数列なので、bn=b12n1b_n = b_1 \cdot 2^{n-1}
b1=a1+1=1+1=2b_1 = a_1 + 1 = 1 + 1 = 2
bn=22n1=2nb_n = 2 \cdot 2^{n-1} = 2^n
an+n=2na_n + n = 2^n
an=2nna_n = 2^n - n

3. 最終的な答え

1番の問題: (53,0)(\frac{5}{3}, 0), (3,0)(3, 0)
2番の問題: (7, 2)
3番の問題: an=2nna_n = 2^n - n

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