問題は3つあります。 問題1:組み合わせの計算を求める。 (1) $_5C_1$ (2) $_{200}C_{199}$ 問題2:大人6人と子供4人の中から4人を選ぶときの選び方の数を求める。 (1) 大人2人と子供2人を選ぶ。 (2) 子供が1人も選ばれない。 (3) 大人が3人以上選ばれる。 問題3:7個の数字1,1,1,2,2,3,3をすべて使って7桁の整数を作る。 (1) 7桁の整数は何個作れるか。 (2) 7桁の偶数は何個作れるか。

離散数学組み合わせ順列場合の数
2025/7/13

1. 問題の内容

問題は3つあります。
問題1:組み合わせの計算を求める。
(1) 5C1_5C_1
(2) 200C199_{200}C_{199}
問題2:大人6人と子供4人の中から4人を選ぶときの選び方の数を求める。
(1) 大人2人と子供2人を選ぶ。
(2) 子供が1人も選ばれない。
(3) 大人が3人以上選ばれる。
問題3:7個の数字1,1,1,2,2,3,3をすべて使って7桁の整数を作る。
(1) 7桁の整数は何個作れるか。
(2) 7桁の偶数は何個作れるか。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) 5C1_5C_1は、5個のものから1個を選ぶ組み合わせの数です。これは、5C1=5!1!(51)!=5!1!4!=5×4×3×2×11×4×3×2×1=5_5C_1 = \frac{5!}{1!(5-1)!} = \frac{5!}{1!4!} = \frac{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{1 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 5となります。
(2) 200C199_{200}C_{199}は、200個のものから199個を選ぶ組み合わせの数です。組み合わせの性質として、nCr=nCnr_nC_r = _nC_{n-r}が成り立ちます。したがって、200C199=200C200199=200C1=200!1!(2001)!=200!1!199!=200×199!1×199!=200_{200}C_{199} = _{200}C_{200-199} = _{200}C_1 = \frac{200!}{1!(200-1)!} = \frac{200!}{1!199!} = \frac{200 \times 199!}{1 \times 199!} = 200となります。
問題2:
(1) 大人2人と子供2人を選ぶ場合、大人6人から2人を選ぶ組み合わせは6C2=6!2!4!=6×52×1=15_6C_2 = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15通り、子供4人から2人を選ぶ組み合わせは4C2=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6通りです。したがって、合計の選び方は15×6=9015 \times 6 = 90通りです。
(2) 子供が1人も選ばれない場合、4人全員を大人から選ぶ必要があります。大人6人から4人を選ぶ組み合わせは6C4=6!4!2!=6×52×1=15_6C_4 = \frac{6!}{4!2!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15通りです。
(3) 大人が3人以上選ばれる場合を考えます。これは、(i)大人が3人、子供が1人、または(ii)大人が4人、子供が0人の場合があります。
(i) 大人が3人、子供が1人:6C3×4C1=6!3!3!×4!1!3!=6×5×43×2×1×4=20×4=80_6C_3 \times _4C_1 = \frac{6!}{3!3!} \times \frac{4!}{1!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} \times 4 = 20 \times 4 = 80通り
(ii) 大人が4人、子供が0人:これは(2)で求めたように15通りです。
したがって、合計は80+15=9580 + 15 = 95通りです。
問題3:
(1) 7桁の整数を作る場合、同じものを含む順列の公式を使います。7つの数字の並べ方は7!3!2!2!=7×6×5×4×3×2×1(3×2×1)(2×1)(2×1)=504024=210\frac{7!}{3!2!2!} = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(2 \times 1)(2 \times 1)} = \frac{5040}{24} = 210通りです。
(2) 7桁の偶数を作る場合、末尾が2である必要があります。末尾が2の場合、残りの6つの数字(1,1,1,2,3,3)を並べることになります。その並べ方は6!3!1!2!=6×5×4×3×2×1(3×2×1)(1)(2×1)=72012=60\frac{6!}{3!1!2!} = \frac{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1)(1)(2 \times 1)} = \frac{720}{12} = 60通りです。

3. 最終的な答え

問題1:
(1) 5
(2) 200
問題2:
(1) 90通り
(2) 15通り
(3) 95通り
問題3:
(1) 210個
(2) 60個

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