まず、行列 A の行列式 ∣A∣ を計算します。 ∣A∣=1(1⋅3−(−2)⋅0)−2((−1)⋅3−(−2)⋅1)+1((−1)⋅0−1⋅1)=1(3)−2(−3+2)+1(0−1)=3−2(−1)−1=3+2−1=4 行列式 ∣A∣ は4なので、逆行列が存在します。 次に、余因子行列を求めます。余因子行列とは、各成分を余因子に置き換えた行列の転置行列です。
各成分の余因子を計算します。
C11=(1)(3)−(−2)(0)=3 C12=−((−1)(3)−(−2)(1))=−(−3+2)=1 C13=(−1)(0)−(1)(1)=−1 C21=−(2(3)−1(0))=−6 C22=1(3)−1(1)=2 C23=−(1(0)−2(1))=2 C31=2(−2)−1(1)=−4−1=−5 C32=−(1(−2)−1(−1))=−(−2+1)=1 C33=1(1)−2(−1)=1+2=3 余因子行列は
3−6−5121−123 この余因子行列の転置行列を求めます。
31−1−622−513 最後に、逆行列 A−1 は、余因子行列の転置行列を ∣A∣ で割ったものです。 A−1=4131−1−622−513=4341−41−464242−454143=4341−41−232121−454143