(1) 点 $(3,1,4)$ を通り、ベクトル $\vec{v} = (2, 1, -3)$ に平行な直線の式を求めよ。 (2) 2点 $(1, -3, 2)$ と $(5, 2, 4)$ を通る直線の式を求めよ。

幾何学ベクトル直線の方程式空間ベクトル
2025/7/14

1. 問題の内容

(1) 点 (3,1,4)(3,1,4) を通り、ベクトル v=(2,1,3)\vec{v} = (2, 1, -3) に平行な直線の式を求めよ。
(2) 2点 (1,3,2)(1, -3, 2)(5,2,4)(5, 2, 4) を通る直線の式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点 (3,1,4)(3,1,4) を通り、ベクトル v=(2,1,3)\vec{v} = (2, 1, -3) に平行な直線の方程式を求める。
直線上の点を (x,y,z)(x, y, z) とすると、位置ベクトル p=(x,y,z)\vec{p} = (x, y, z) は、ある実数 tt を用いて以下のように表せる。
p=(3,1,4)+t(2,1,3)\vec{p} = (3,1,4) + t(2,1,-3)
したがって、直線の式は
(x,y,z)=(3+2t,1+t,43t)(x, y, z) = (3+2t, 1+t, 4-3t)
と書ける。これをパラメータ表示すると、
x=3+2tx = 3 + 2t
y=1+ty = 1 + t
z=43tz = 4 - 3t
ここで、tt を消去する。t=y1t = y - 1 であるから、
x=3+2(y1)=2y+1x = 3 + 2(y - 1) = 2y + 1
z=43(y1)=73yz = 4 - 3(y - 1) = 7 - 3y
したがって、
x2y=1x - 2y = 1
3y+z=73y + z = 7
これより、
x32=y11=z43\frac{x-3}{2} = \frac{y-1}{1} = \frac{z-4}{-3}
と書ける。
(2) 2点 (1,3,2)(1, -3, 2)(5,2,4)(5, 2, 4) を通る直線の方程式を求める。
2点を通るベクトルは、(5,2,4)(1,3,2)=(4,5,2)(5, 2, 4) - (1, -3, 2) = (4, 5, 2) である。
したがって、直線上の点を (x,y,z)(x, y, z) とすると、ある実数 tt を用いて、
(x,y,z)=(1,3,2)+t(4,5,2)(x, y, z) = (1, -3, 2) + t(4, 5, 2)
と表せる。
x=1+4tx = 1 + 4t
y=3+5ty = -3 + 5t
z=2+2tz = 2 + 2t
ここで、tt を消去する。t=(x1)/4t = (x-1)/4 であるから、
y=3+5(x1)/4=3+54x54=54x174y = -3 + 5(x-1)/4 = -3 + \frac{5}{4}x - \frac{5}{4} = \frac{5}{4}x - \frac{17}{4}
z=2+2(x1)/4=2+12x12=12x+32z = 2 + 2(x-1)/4 = 2 + \frac{1}{2}x - \frac{1}{2} = \frac{1}{2}x + \frac{3}{2}
したがって、
4y=5x174y = 5x - 17
2z=x+32z = x + 3
これより、
x14=y+35=z22\frac{x-1}{4} = \frac{y+3}{5} = \frac{z-2}{2}
と書ける。

3. 最終的な答え

(1) x32=y11=z43\frac{x-3}{2} = \frac{y-1}{1} = \frac{z-4}{-3}
(2) x14=y+35=z22\frac{x-1}{4} = \frac{y+3}{5} = \frac{z-2}{2}

「幾何学」の関連問題

図のような経路において、PからQまで最短経路で進む場合について、以下の問いに答えます。 (1) 全ての経路の総数を求めます。 (2) RとSの両方を通る経路の数を求めます。 (3) ×印の箇所を通らな...

最短経路組み合わせ順列場合の数格子点
2025/7/14

図に示す四角形の面積を求める問題です。四角形は、対角線によって2つの三角形に分割されていると考えることができます。それぞれの三角形の面積を計算し、それらを足し合わせることで四角形の面積を求めます。

面積四角形三角形
2025/7/14

問題は3つの部分に分かれています。 (1) 2つの三角形において指定された角の大きさを求める。 (2) 空欄を埋める問題。 (3) ひし形ABCDにおいて指定された角(あ, い, う)の大きさを求める...

三角形角度ひし形内角の和二等辺三角形正三角形
2025/7/14

直角三角形ABCがあり、AB=30cm、BC=20cmです。点PはAからBへ秒速3cmで、点QはBからCへ秒速2cmで移動します。PとQが同時に出発し、四角形APQCの面積が252 $cm^2$になる...

三角形面積方程式移動二次方程式
2025/7/14

直角三角形ABCがあり、AB=8cm、BC=12cm。点PはAを毎秒2cmの速さでAB上をBまで動き、点QはCを毎秒1cmの速さでCB上をBまで動きます。点Pと点Qが同時に出発したとき、四角形ACQP...

図形三角形面積二次方程式代数
2025/7/14

直角三角形ABCにおいて、点Pは点Bを出発し辺AB上を秒速2cmで点Aまで移動し、点Qは点Bを出発し辺BC上を秒速3cmで点Cまで移動します。点P, Qが同時に出発したとき、三角形PBQの面積が75平...

三角形面積方程式速さ直角三角形
2025/7/14

長方形ABCDがあり、点PはCからCB上を秒速2cmでBまで、点QはCからCD上を秒速1cmでDまで動く。点PとQが同時に出発したとき、三角形PCQの面積が25cm$^2$になるのは、出発してから何秒...

面積三角形動点方程式二次方程式
2025/7/14

問題は以下の通りです。 (1) $a=3, b=4, C=135^\circ$ を満たす $\triangle ABC$ の面積を求めよ。 (2) $a=9, b=10, c=11$ を満たす $\t...

三角比三角形の面積余弦定理正弦定理四角形
2025/7/14

図において、$\angle BFD = 25^\circ$、$\angle ACB = 45^\circ$ のとき、$\angle ABC$ の大きさを求める問題です。

角度円周角の定理三角形の内角の和四角形の内角の和
2025/7/14

問題は3つあります。 [5] 円 $x^2 + y^2 = 26$ と直線 $y = x - 4$ の共有点の座標を求めます。 [6] 円 $x^2 + y^2 = 40$ 上の点 $(6, -2)$...

直線接線座標
2025/7/14