図において、$\angle BFD = 25^\circ$、$\angle ACB = 45^\circ$ のとき、$\angle ABC$ の大きさを求める問題です。

幾何学角度円周角の定理三角形の内角の和四角形の内角の和
2025/7/14

1. 問題の内容

図において、BFD=25\angle BFD = 25^\circACB=45\angle ACB = 45^\circ のとき、ABC\angle ABC の大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、CAD=CBD\angle CAD = \angle CBD が成り立ちます(円周角の定理より)。
また、ADB=ACB=45\angle ADB = \angle ACB = 45^\circ が成り立ちます(円周角の定理より)。
次に、BFD\triangle BFD に注目すると、DBF=180(BFD+BDF)\angle DBF = 180^\circ - (\angle BFD + \angle BDF) となります。
ここで、BDF=180ADB=18045=135\angle BDF = 180^\circ - \angle ADB = 180^\circ - 45^\circ = 135^\circ です。
したがって、DBF=180(25+135)=180160=20\angle DBF = 180^\circ - (25^\circ + 135^\circ) = 180^\circ - 160^\circ = 20^\circ となります。
CAD=CBD=DBF=20\angle CAD = \angle CBD = \angle DBF = 20^\circ であるから、CAB=CAD+DAB=20+DAB\angle CAB = \angle CAD + \angle DAB = 20^\circ + \angle DAB となります。
三角形 ABCABC において、ABC+BCA+CAB=180\angle ABC + \angle BCA + \angle CAB = 180^\circ が成り立ちます。
ABC+45+20+DAB=180\angle ABC + 45^\circ + 20^\circ + \angle DAB = 180^\circ となります。
ABC=CBD+ABD=20+ABD\angle ABC = \angle CBD + \angle ABD = 20^\circ + \angle ABD です。
四角形 ADBEADBE は円に内接しているので、CAB+BDE=180\angle CAB + \angle BDE = 180^\circ となります。
ACB=45\angle ACB = 45^\circCAD=20\angle CAD = 20^\circ を利用して,DAB+ADB+BDA=180\angle DAB + \angle ADB + \angle BDA = 180^\circ より,20+45+ABC=18020^\circ + 45^\circ + \angle ABC = 180^\circ となりません。
三角形の内角の和は180度より,ABC+BCA+CAB=180\angle ABC + \angle BCA + \angle CAB = 180^\circ なので,
ABC+45+CAB=180\angle ABC + 45^\circ + \angle CAB = 180^\circCAB=18045ABC\angle CAB = 180^\circ - 45^\circ - \angle ABC
AEB=18025ABE\angle AEB = 180^\circ - 25^\circ - \angle ABE,
CBD=18025135\angle CBD = 180^\circ -25^\circ -135^\circ, CBD=20=CAD\angle CBD = 20^\circ = \angle CAD,
DAB+ADB=115\angle DAB + \angle ADB = 115^\circです.
三角形ABDの内角の和は180度より,DAB+ABD+45=180\angle DAB + \angle ABD + 45^\circ = 180^\circ
三角形ABCの内角の和は180度より,CAB+ACB+ABC=180\angle CAB + \angle ACB + \angle ABC = 180^\circ
CAB+45+ABC=180\angle CAB + 45^\circ + \angle ABC = 180^\circ
CAD+DAB+45+ABC=180\angle CAD + \angle DAB + 45^\circ + \angle ABC = 180^\circ
20+DAB+45+ABC=18020^\circ + \angle DAB + 45^\circ + \angle ABC = 180^\circ
DAB+ABC=115\angle DAB + \angle ABC = 115^\circ
DAB+ABD+45=180\angle DAB + \angle ABD + 45^\circ = 180^\circ
DAB+ABD=135\angle DAB + \angle ABD = 135^\circ
ABCABD=20\angle ABC - \angle ABD = 20^\circ
ABC=115DAB\angle ABC = 115^\circ - \angle DAB
DAB+115DAB20=135\angle DAB + 115^\circ - \angle DAB - 20^\circ = 135^\circ
9595^\circ
ABC=ABD+DBC\angle ABC = \angle ABD + \angle DBC であり、DBC=20\angle DBC = 20^\circ よりABC=ABD+20\angle ABC = \angle ABD + 20^\circ です。
FAB=180FAEEAB=1802045\angle FAB = 180^\circ - \angle FAE - \angle EAB = 180^\circ - 20^\circ - 45^\circです

3. 最終的な答え

110110^\circ
ABC=110\angle ABC = 110^\circ

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