高さ29.4mのビルの屋上から、初速度$4.9 \, \text{m/s}$で小球を鉛直上向きに投げ上げたとき、小球が到達する最高点の地面からの高さは何mか。ただし、重力加速度の大きさは$g = 9.8 \, \text{m/s}^2$とし、答えは有効数字2桁で求める。

解析学物理運動鉛直投げ上げ最高点重力加速度
2025/3/10

1. 問題の内容

高さ29.4mのビルの屋上から、初速度4.9m/s4.9 \, \text{m/s}で小球を鉛直上向きに投げ上げたとき、小球が到達する最高点の地面からの高さは何mか。ただし、重力加速度の大きさはg=9.8m/s2g = 9.8 \, \text{m/s}^2とし、答えは有効数字2桁で求める。

2. 解き方の手順

小球が最高点に達したとき、速度は0になる。ビルの屋上から最高点までの上昇距離をhhとすると、以下の公式を用いる。
v2v02=2ahv^2 - v_0^2 = 2 a h
ここで、vvは最高点での速度(0 m/s)、v0v_0は初速度(4.9 m/s)、aaは加速度(重力加速度の逆向きで-9.8 m/s^2)である。
02(4.9)2=2(9.8)h0^2 - (4.9)^2 = 2 (-9.8) h
24.01=19.6h-24.01 = -19.6 h
h=24.0119.6=1.225mh = \frac{24.01}{19.6} = 1.225 \, \text{m}
したがって、ビルの屋上から1.225m上まで上昇する。
求める最高点の地面からの高さは、ビルの高さに上昇距離hhを加えたものなので、
29.4+1.225=30.625m29.4 + 1.225 = 30.625 \, \text{m}
有効数字2桁で表すと、31 mとなる。

3. 最終的な答え

31 m

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