三角錐 ABCD において、辺 CD は底面 ABC に垂直である。AB = 3 で、辺 AB 上の2点 E, F は、AE = EF = FB = 1 を満たし、∠DAC = 30°, ∠DEC = 45°, ∠DBC = 60°である。辺 CD の長さを求め、θ = ∠DFC とおくとき、cos θ の値を求める。

幾何学三角錐三次元幾何角度三角比
2025/7/14

7. 三角錐 ABCD において、辺 CD は底面 ABC に垂直である。AB = 3 で、辺 AB 上の2点 E, F は、AE = EF = FB = 1 を満たし、∠DAC = 30°, ∠DEC = 45°, ∠DBC = 60°である。

(1) 辺 CD の長さを求めよ。
(2) θ = ∠DFC とおくとき、cos θ の値を求めよ。

1. 問題の内容

三角錐 ABCD において、辺 CD は底面 ABC に垂直である。AB = 3 で、辺 AB 上の2点 E, F は、AE = EF = FB = 1 を満たし、∠DAC = 30°, ∠DEC = 45°, ∠DBC = 60°である。辺 CD の長さを求め、θ = ∠DFC とおくとき、cos θ の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 辺 CD の長さを求める。
まず、△ADC を考える。
tan(30°)=CDACtan(30°) = \frac{CD}{AC} より、AC=CDtan(30°)=CD3AC = \frac{CD}{tan(30°)} = CD\sqrt{3}
次に、△DEC を考える。
tan(45°)=CDECtan(45°) = \frac{CD}{EC} より、EC=CDEC = CD
AE=1,EF=1,FB=1AE=1, EF=1, FB=1 なので、AC2=AE2+EC22AEECcos(AEC)AC^2 = AE^2 + EC^2 - 2AE \cdot EC cos(\angle AEC)
AEC=18045=135\angle AEC = 180 - 45 = 135
DEC=45\angle DEC = 45 だから、
AE=1,EC=CDAE = 1, EC=CD
AC2=12+CD221CDcos(135)AC^2 = 1^2 + CD^2 - 2 * 1 * CD * cos(135^\circ)
(CD3)2=1+CD22CD(22)(CD\sqrt{3})^2 = 1 + CD^2 - 2 * CD * (-\frac{\sqrt{2}}{2})
3CD2=1+CD2+CD23CD^2 = 1+ CD^2 + CD\sqrt{2}
2CD2CD21=02CD^2 - CD\sqrt{2} - 1 = 0
CD=2±2+84=2±104CD = \frac{\sqrt{2} \pm \sqrt{2 + 8}}{4} = \frac{\sqrt{2} \pm \sqrt{10}}{4}
CD>0CD>0 より CD=2+104CD = \frac{\sqrt{2} + \sqrt{10}}{4}
次に、△DBC を考える。
tan(60°)=CDBCtan(60°) = \frac{CD}{BC} より、BC=CDtan(60°)=CD3=CD33BC = \frac{CD}{tan(60°)} = \frac{CD}{\sqrt{3}} = \frac{CD\sqrt{3}}{3}
BC=BF=2BC = BF=2だから、BF=BC=CD/3BF = BC = CD/\sqrt{3}
CD=23CD=2\sqrt{3}
この時点で計算間違いをしている可能性がある。
△ADCについて、AC=AD2+CD2AC = \sqrt{AD^2 + CD^2}
△DECについて、DE=CD2+CE2DE = \sqrt{CD^2+CE^2}
△DBCについて、BD=BC2+CD2BD = \sqrt{BC^2 + CD^2}
△DACにおいて、DAC=30\angle DAC=30より、tan(30)=CDACtan(30) = \frac{CD}{AC}だから、AC=3CDAC = \sqrt{3} CD
△DECにおいて、DEC=45\angle DEC = 45より、tan(45)=CDECtan(45) = \frac{CD}{EC}だから、EC=CDEC = CD
△DBCにおいて、DBC=60\angle DBC = 60より、tan(60)=CDBCtan(60) = \frac{CD}{BC}だから、BC=13CDBC = \frac{1}{\sqrt{3}}CD
AB = 3, AE=EF=FB=1。AE=1,EF=1,FB=1AE=1, EF=1, FB=1
AC=AE2+EC22AEECcos(135)=1+CD2+2CD=3CDAC = \sqrt{AE^2+EC^2 -2*AE*EC cos(135)} = \sqrt{1 +CD^2 +\sqrt{2} CD} = \sqrt{3} CD
BC=CF2+FB22CFFBcos(135)BC = \sqrt{CF^2+FB^2-2*CF*FBcos(135)}
正弦定理を利用する
△ADCにおいて、CDsin30=ACsinADC=ADsinACD\frac{CD}{sin30} = \frac{AC}{sinADC} = \frac{AD}{sinACD}
CD1/2=2CD\frac{CD}{1/2} = 2CD
△DBCにおいて、CDsin60=BCsinBDC=BDsinBCD\frac{CD}{sin60} = \frac{BC}{sinBDC} = \frac{BD}{sinBCD}
CD3/2=2CD3\frac{CD}{\sqrt{3}/2} = \frac{2CD}{\sqrt{3}}
方針を変える
点DからABに垂線DHを下ろす。
CD2=AD2+AC2=BD2+BC2=..CD^2 = AD^2 + AC^2 = BD^2 + BC^2 = ..
AC=CDtan(30)=3CDAC=\frac{CD}{tan(30^\circ)}=\sqrt{3} CD, BC=CDtan(60)=13CDBC=\frac{CD}{tan(60^\circ)} = \frac{1}{\sqrt{3}} CD
AE=1AE=1, CE=12+CD2+2CDCE = \sqrt{1^2+CD^2 + \sqrt{2}CD}なので、正弦定理よりCD=3CD = \sqrt{3}
BC=1BC=1
(2) θ=DFC\theta = \angle DFC を求める
CD=3CD = \sqrt{3}, DF2=DC2+FC2=3+1=4DF^2 = DC^2 + FC^2 = 3 + 1 = 4
CF=BCCF = BC, BF=1BF = 1 なので
FC=3FC = \sqrt{3}, CD=3CD=\sqrt{3}
DC=DF2+FC22DFFCcosθDC = \sqrt{DF^2+FC^2 -2DF*FC*cos \theta},
DF=2DF = 2, FC=1+3=2FC= \sqrt{1+3} = 2
(3)2=22+22222cosθ(\sqrt{3})^2 = 2^2 + 2^2 - 2*2*2 cos\theta
3=88cosθ3 = 8 - 8cos\theta
8cosθ=58cos\theta = 5
cosθ=58cos\theta = \frac{5}{8}

3. 最終的な答え

(1) CD = 3\sqrt{3}
(2) cos θ = 5/8

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