平行四辺形ABCDにおいて、DCの延長線上に点FをCF=4cmとなるように取り、AFとBCの交点をEとする。 (1) BEの長さを求めよ。 (2) △ABEの面積は△FCEの面積の何倍か求めよ。

幾何学平行四辺形相似面積比図形
2025/7/14

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、DCの延長線上に点FをCF=4cmとなるように取り、AFとBCの交点をEとする。
(1) BEの長さを求めよ。
(2) △ABEの面積は△FCEの面積の何倍か求めよ。

2. 解き方の手順

(1) BEの長さを求める。
平行四辺形の性質より、AD//BCである。よって、△FCE∽△FAEである。
また、AB//CDなので、△FCE∽△ABEである。
CF=4cm、AB=CD=15cmなので、相似比は、
FC:AB=4:15FC:AB = 4:15
よって、
CE:BE=4:15CE:BE = 4:15
BC=AD=6cmなので、
BE=154+15BC=1519×6=9019BE = \frac{15}{4+15}BC = \frac{15}{19} \times 6 = \frac{90}{19} cm
(2) △ABEの面積が△FCEの面積の何倍かを求める。
△FCE∽△ABEより、相似比は、
FC:AB=4:15FC:AB=4:15
面積比は、相似比の二乗になるので、
SFCE:SABE=42:152=16:225S_{\triangle FCE}:S_{\triangle ABE}=4^2:15^2=16:225
よって、
SABESFCE=22516\frac{S_{\triangle ABE}}{S_{\triangle FCE}} = \frac{225}{16}
したがって、△ABEの面積は△FCEの面積の22516\frac{225}{16}倍である。

3. 最終的な答え

(1) BEの長さ:9019\frac{90}{19} cm
(2) △ABEの面積は△FCEの面積の22516\frac{225}{16}

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