一辺の長さが3の正四面体OABCがある。辺OC上にOD=1となる点Dを、辺OB上にOE=3/4となる点Eをとる。以下の問いに答えよ。
(1) △ABCの外接円の半径を求めよ。また、点Oから平面ABCに垂線を引き、平面ABCとの交点をHとする。線分OHの長さを求めよ。
(2) 四面体OAEDの体積を求めよ。
(3) cos∠AEDの値を求めよ。また、点Oから平面AEDに引いた垂線の長さを求めよ。
## 解き方の手順
(1) △ABCは一辺の長さが3の正三角形なので、外接円の半径Rは、
R=2sin(60∘)3=2(3/2)3=3 また、正四面体OABCにおいて、点Hは△ABCの重心に一致する。OHは正四面体の高さなので、OA=3とすると、AH = R = 3。よって、三平方の定理より、 OH2=OA2−AH2=32−(3)2=9−3=6 (2) 四面体OAEDの体積を求める。四面体OABCの体積Vは、底面積×高さ÷3より、
V=31×43×32×6=492 四面体OAEDの体積をV'とすると、
V′=OCOD×OBOE×V=31×33/4×V=121V V′=121×492=1632 (3) cos∠AEDの値を求める。
AE=OE−OA=43OB−OA AD=OD−OA=31OC−OA ∣AE∣2=(43)2∣OB∣2−243OB⋅OA+∣OA∣2=169×9−23×21×9+9=1681−427+9=1681−108+144=16117 ∣AD∣2=(31)2∣OC∣2−231OC⋅OA+∣OA∣2=91×9−32×21×9+9=1−3+9=7 AE⋅AD=(43OB−OA)⋅(31OC−OA)=41OB⋅OC−43OB⋅OA−31OA⋅OC+∣OA∣2=41×21×9−43×21×9−31×21×9+9=89−827−23+9=−49−46+436=421 cos∠AED=∣AE∣∣AD∣AE⋅AD=161177421=4117×7421=81921=9×9121=39121=917=91791=1391 点Oから平面AEDに引いた垂線の長さをhとする。四面体OAEDの体積は、V′=31×S△AED×h。 S△AED=21∣AE∣∣AD∣sin∠AED S△AED2=41∣AE∣2∣AD∣2(1−cos2∠AED)=41×16117×7×(1−9149)=41×16117×7×9142=4×16×91117×7×42=4×16×7×139×13×7×6×7=649×42=64378=32189 S△AED=32189=8378=8342 1632=31×8342×h h=1632×3423×8=164232×8=24232=2213=42321=1421 ## 最終的な答え
(1) △ABCの外接円の半径: 3, OHの長さ: 6 (2) 四面体OAEDの体積: 1632 (3) cos∠AED: 1391, 点Oから平面AEDに引いた垂線の長さ: 1421