## 1. 問題の内容

幾何学三角形内角角度方べきの定理
2025/7/14
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1. 問題の内容

1. 10本のくじの中に当たりくじが3本入っている。引いたくじを戻さずに2回続けて引くとき、当たりくじが1本だけ当たる確率を求める。

2. 三角形ABCにおいて、点Iが内心であり、∠BAC=70°であるとき、∠BICの大きさを求める。

3. 円において、弦ABと弦CDの延長線が点Pで交わっている。AP=5, BP=11, CP=4であるとき、DP=xを求める。

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2. 解き方の手順

### 問題1
当たりくじが1本だけ当たる場合は、以下の2つのケースが考えられます。
* 1回目に当たり、2回目に外れる
* 1回目に外れ、2回目に当たる
**ケース1: 1回目に当たり、2回目に外れる場合**
* 1回目に当たる確率は、310\frac{3}{10}
* 1回目に当たりを引いた後、残り9本のうち外れくじは7本なので、2回目に外れる確率は79\frac{7}{9}
* よって、このケースの確率は、310×79=2190\frac{3}{10} \times \frac{7}{9} = \frac{21}{90}
**ケース2: 1回目に外れ、2回目に当たる場合**
* 1回目に外れる確率は、710\frac{7}{10}
* 1回目に外れを引いた後、残り9本のうち当たりくじは3本なので、2回目に当たる確率は39\frac{3}{9}
* よって、このケースの確率は、710×39=2190\frac{7}{10} \times \frac{3}{9} = \frac{21}{90}
したがって、当たりくじが1本だけ当たる確率は、2つのケースの確率の和になります。
2190+2190=4290=715\frac{21}{90} + \frac{21}{90} = \frac{42}{90} = \frac{7}{15}
### 問題2
三角形ABCにおいて、Iが内心であるとき、AI, BI, CIはそれぞれ角A, 角B, 角Cの二等分線になります。
* BAC=70\angle BAC = 70^\circ なので、BAI=CAI=702=35\angle BAI = \angle CAI = \frac{70^\circ}{2} = 35^\circ
* BIC=180(IBC+ICB)\angle BIC = 180^\circ - (\angle IBC + \angle ICB)
* IBC=B2\angle IBC = \frac{\angle B}{2}, ICB=C2\angle ICB = \frac{\angle C}{2}
* 三角形の内角の和は180度なので、B+C=180A=18070=110\angle B + \angle C = 180^\circ - \angle A = 180^\circ - 70^\circ = 110^\circ
* IBC+ICB=B2+C2=B+C2=1102=55\angle IBC + \angle ICB = \frac{\angle B}{2} + \frac{\angle C}{2} = \frac{\angle B + \angle C}{2} = \frac{110^\circ}{2} = 55^\circ
* したがって、BIC=18055=125\angle BIC = 180^\circ - 55^\circ = 125^\circ
### 問題3
方べきの定理より、APBP=CPDPAP \cdot BP = CP \cdot DPが成り立ちます。
AP=5AP = 5, BP=11BP = 11, CP=4CP = 4 を代入すると、511=4x5 \cdot 11 = 4 \cdot x
55=4x55 = 4x
x=554x = \frac{55}{4}
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3. 最終的な答え

1. $\frac{7}{15}$

2. $125^\circ$

3. $\frac{55}{4}$

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