(1) 直線 $x + 2y = 0$ に関して、点 $A(3, -4)$ と対称な点 $B$ の座標を求めよ。 (2) 直線 $x + y + 1 = 0$ に関して、点 $A(3, 2)$ と対称な点 $B$ の座標を求めよ。

幾何学座標対称点直線中点直交
2025/7/14

1. 問題の内容

(1) 直線 x+2y=0x + 2y = 0 に関して、点 A(3,4)A(3, -4) と対称な点 BB の座標を求めよ。
(2) 直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 に関して、点 A(3,2)A(3, 2) と対称な点 BB の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点 BB の座標を (x,y)(x, y) とおく。
AA と点 BB の中点 MM は、直線 x+2y=0x + 2y = 0 上にあるので、中点の座標を計算し、x+2y=0x + 2y = 0 に代入する。
線分 ABAB は直線 x+2y=0x + 2y = 0 と直交するので、ABAB の傾きを計算し、x+2y=0x + 2y = 0 の傾きとの積が 1-1 となる式を作る。
これら2つの式を連立させて x,yx, y を求めればよい。
MM の座標は (3+x2,4+y2)(\frac{3+x}{2}, \frac{-4+y}{2}) である。
これが直線 x+2y=0x + 2y = 0 上にあるので、
3+x2+24+y2=0\frac{3+x}{2} + 2\cdot \frac{-4+y}{2} = 0
3+x8+2y=03+x - 8 + 2y = 0
x+2y=5x + 2y = 5 ...(1)
直線 ABAB の傾きは y(4)x3=y+4x3\frac{y - (-4)}{x - 3} = \frac{y+4}{x-3} である。
直線 x+2y=0x + 2y = 0 の傾きは 12-\frac{1}{2} である。
ABABx+2y=0x + 2y = 0 が直交するので、
y+4x3(12)=1\frac{y+4}{x-3} \cdot (-\frac{1}{2}) = -1
y+4x3=2\frac{y+4}{x-3} = 2
y+4=2(x3)y+4 = 2(x-3)
y+4=2x6y+4 = 2x - 6
2xy=102x - y = 10 ...(2)
(1) + 2 * (2) より,
x+2y+4x2y=5+20x + 2y + 4x - 2y = 5 + 20
5x=255x = 25
x=5x = 5
(1) より, 5+2y=55 + 2y = 5
2y=02y = 0
y=0y = 0
よって、点 BB の座標は (5,0)(5, 0) である。
(2) 点 BB の座標を (x,y)(x, y) とおく。
AA と点 BB の中点 MM は、直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 上にあるので、中点の座標を計算し、x+y+1=0x + y + 1 = 0 に代入する。
線分 ABAB は直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 と直交するので、ABAB の傾きを計算し、x+y+1=0x + y + 1 = 0 の傾きとの積が 1-1 となる式を作る。
これら2つの式を連立させて x,yx, y を求めればよい。
MM の座標は (3+x2,2+y2)(\frac{3+x}{2}, \frac{2+y}{2}) である。
これが直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 上にあるので、
3+x2+2+y2+1=0\frac{3+x}{2} + \frac{2+y}{2} + 1 = 0
3+x+2+y+2=03+x + 2+y + 2 = 0
x+y=7x + y = -7 ...(3)
直線 ABAB の傾きは y2x3\frac{y - 2}{x - 3} である。
直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0 の傾きは 1-1 である。
ABABx+y+1=0x + y + 1 = 0 が直交するので、
y2x3(1)=1\frac{y-2}{x-3} \cdot (-1) = -1
y2x3=1\frac{y-2}{x-3} = 1
y2=x3y-2 = x-3
xy=1x - y = 1 ...(4)
(3) + (4) より,
x+y+xy=7+1x + y + x - y = -7 + 1
2x=62x = -6
x=3x = -3
(3) より, 3+y=7-3 + y = -7
y=4y = -4
よって、点 BB の座標は (3,4)(-3, -4) である。

3. 最終的な答え

(1) (5,0)(5, 0)
(2) (3,4)(-3, -4)

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