(1) 男子生徒7人、女子生徒6人の中から、男子生徒2人と女子生徒2人を選んで掃除当番を決めるときの選び方の総数を求める問題。ただし、選んだ順番は考えない。 (2) 男子生徒7人、女子生徒6人の中から、少なくとも男子生徒1人、女子生徒1人を選び、合計4人の掃除当番を選ぶときの選び方の総数を求める問題。ただし、選んだ順番は考えない。

確率論・統計学組み合わせ場合の数二項係数
2025/7/14

1. 問題の内容

(1) 男子生徒7人、女子生徒6人の中から、男子生徒2人と女子生徒2人を選んで掃除当番を決めるときの選び方の総数を求める問題。ただし、選んだ順番は考えない。
(2) 男子生徒7人、女子生徒6人の中から、少なくとも男子生徒1人、女子生徒1人を選び、合計4人の掃除当番を選ぶときの選び方の総数を求める問題。ただし、選んだ順番は考えない。

2. 解き方の手順

(1) 男子生徒2人の選び方は (72)\binom{7}{2} 通り、女子生徒2人の選び方は (62)\binom{6}{2} 通りである。よって、選び方の総数は、それぞれの積となる。
(72)=7×62×1=21\binom{7}{2} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
(62)=6×52×1=15\binom{6}{2} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
21×15=31521 \times 15 = 315
(2) 4人の選び方は、男子生徒と女子生徒の人数で場合分けできる。少なくとも1人ずつ選ぶ必要があるので、(男子1,女子3)、(男子2,女子2)、(男子3,女子1) の3つの場合に分けられる。
* 男子1人、女子3人の場合: (71)×(63)=7×6×5×43×2×1=7×20=140\binom{7}{1} \times \binom{6}{3} = 7 \times \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 7 \times 20 = 140 通り
* 男子2人、女子2人の場合: (72)×(62)=21×15=315\binom{7}{2} \times \binom{6}{2} = 21 \times 15 = 315 通り (問題1より)
* 男子3人、女子1人の場合: (73)×(61)=7×6×53×2×1×6=35×6=210\binom{7}{3} \times \binom{6}{1} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} \times 6 = 35 \times 6 = 210 通り
したがって、選び方の総数は、これらの和となる。
140+315+210=665140 + 315 + 210 = 665

3. 最終的な答え

(1) 315通り
(2) 665通り

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