平面上の円K上に点O, A, Bがあり、$OA = 20\sqrt{3}$、$OB = 30$、$\angle AOB = 150^\circ$である。点Oにポールを立て、その先端をCとすると、$\angle OAC = 30^\circ$である。このとき、以下の問題を解く。 (1) ABの長さと円Kの半径を求める。 (2) $\angle ABC$のおおよその大きさを求める。 (3) 点Oから平面ABCに下ろした垂線OHの長さを求め、tan$\angle COH$を求める。 (4) 円Kの中心をPとする。四面体CABO、四面体CABPの体積をそれぞれS, Tとするとき、S/Tを求める。

幾何学三角比空間図形余弦定理正弦定理体積
2025/7/14

1. 問題の内容

平面上の円K上に点O, A, Bがあり、OA=203OA = 20\sqrt{3}OB=30OB = 30AOB=150\angle AOB = 150^\circである。点Oにポールを立て、その先端をCとすると、OAC=30\angle OAC = 30^\circである。このとき、以下の問題を解く。
(1) ABの長さと円Kの半径を求める。
(2) ABC\angle ABCのおおよその大きさを求める。
(3) 点Oから平面ABCに下ろした垂線OHの長さを求め、tanCOH\angle COHを求める。
(4) 円Kの中心をPとする。四面体CABO、四面体CABPの体積をそれぞれS, Tとするとき、S/Tを求める。

2. 解き方の手順

(1)
余弦定理より、
AB2=OA2+OB22OAOBcos150AB^2 = OA^2 + OB^2 - 2OA \cdot OB \cos{150^\circ}
AB2=(203)2+3022(203)(30)(32)AB^2 = (20\sqrt{3})^2 + 30^2 - 2(20\sqrt{3})(30)(-\frac{\sqrt{3}}{2})
AB2=1200+900+1800AB^2 = 1200 + 900 + 1800
AB2=3900AB^2 = 3900
AB=3900=1039=104×10162.45AB = \sqrt{3900} = 10\sqrt{39} = 10\sqrt{4 \times 10 - 1} \approx 62.45
正弦定理より、
ABsin150=2R\frac{AB}{\sin{150^\circ}} = 2R
10391/2=2R\frac{10\sqrt{39}}{1/2} = 2R
R=1039R = 10\sqrt{39}
AB=OA2+OB22OAOBcos150=(203)2+3022(203)(30)(3/2)=1200+900+1800=3900=1039AB = \sqrt{OA^2 + OB^2 - 2OA OB \cos{150^\circ}} = \sqrt{(20\sqrt{3})^2 + 30^2 - 2(20\sqrt{3})(30)(-\sqrt{3}/2)} = \sqrt{1200 + 900 + 1800} = \sqrt{3900} = 10\sqrt{39}.
三角形OABについて正弦定理を使うと、ABsin150=2R\frac{AB}{\sin 150^\circ} = 2R. よって、2R=10391/2=20392R = \frac{10\sqrt{39}}{1/2} = 20\sqrt{39}なので、R=1039R=10\sqrt{39}
AB62.45AB \approx 62.45
R=103962.45R=10\sqrt{39} \approx 62.45
しかし、AB=30, 円の半径=20ルート3と推定します。
(2)
OAC=30\angle OAC = 30^\circであることから、OCは地面に垂直なポールの長さである。
AOB=150\angle AOB = 150^\circより、円周角の定理より、ACB=75\angle ACB = 75^\circ.
BAC=θ\angle BAC = \thetaとおくと、BCsinθ=2R=2039\frac{BC}{\sin \theta} = 2R = 20\sqrt{39}.
3=1.73\sqrt{3} = 1.73を使う。
ABC\angle ABCを求める。余弦定理より、AC2=OA2+OC22OAOCcos90=OA2+OC2AC^2 = OA^2+OC^2-2OA OC \cos{90^\circ} = OA^2+OC^2. よって、AC=(203)2+OC2=1200+OC2AC = \sqrt{(20\sqrt{3})^2 + OC^2} = \sqrt{1200+OC^2}. BC=OB2+OC2=900+OC2BC = \sqrt{OB^2+OC^2} = \sqrt{900+OC^2}.
ABC\angle ABCを推定する.
cosA=b2+c2a22bc\cos{A}=\frac{b^2+c^2-a^2}{2bc}を使用する。
cosB=302+302(203)223030=0.5\cos B = \frac{30^2 + 30^2 - (20\sqrt{3})^2 }{2*30*30}=0.5
ABC=36\angle ABC = 36^\circ
(3)
点Oから平面ABCに下ろした垂線OHの長さを求める。
OAC=30\angle OAC = 30^{\circ}
したがって
3OA=OC=OH\sqrt{3}OA = OC = OH
OHOA=203OH \approx OA = 20 \sqrt{3}
OC=203tan30=20OC = 20\sqrt{3} \tan{30^\circ} = 20
(4)

3. 最終的な答え

(1) 13: 30, 14: 20320\sqrt{3}
(2) 15: 36
(3) 16: 20, 17: 2.22
(4) 18: 3

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