次の2つの球の方程式を求めます。 (1) 中心が $(1, -3, -1)$ で、点 $(2, -5, 1)$ を通る球 (2) 2点 $(-2, 6, 3)$、$(2, -2, -1)$ を直径の両端とする球

幾何学空間図形方程式距離
2025/7/14

1. 問題の内容

次の2つの球の方程式を求めます。
(1) 中心が (1,3,1)(1, -3, -1) で、点 (2,5,1)(2, -5, 1) を通る球
(2) 2点 (2,6,3)(-2, 6, 3)(2,2,1)(2, -2, -1) を直径の両端とする球

2. 解き方の手順

(1) 中心が (1,3,1)(1, -3, -1) で、点 (2,5,1)(2, -5, 1) を通る球の方程式を求めます。
球の方程式は、中心 (a,b,c)(a, b, c)、半径 rr とすると、
(xa)2+(yb)2+(zc)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 + (z - c)^2 = r^2
で表されます。
中心は (1,3,1)(1, -3, -1) なので、球の方程式は
(x1)2+(y+3)2+(z+1)2=r2(x - 1)^2 + (y + 3)^2 + (z + 1)^2 = r^2
(2,5,1)(2, -5, 1) を通るので、この点を代入して r2r^2 を求めます。
(21)2+(5+3)2+(1+1)2=r2(2 - 1)^2 + (-5 + 3)^2 + (1 + 1)^2 = r^2
12+(2)2+22=r21^2 + (-2)^2 + 2^2 = r^2
1+4+4=r21 + 4 + 4 = r^2
r2=9r^2 = 9
したがって、球の方程式は
(x1)2+(y+3)2+(z+1)2=9(x - 1)^2 + (y + 3)^2 + (z + 1)^2 = 9
(2) 2点 (2,6,3)(-2, 6, 3)(2,2,1)(2, -2, -1) を直径の両端とする球の方程式を求めます。
まず、中心を求めます。中心は2点の中点なので、
(2+22,6+(2)2,3+(1)2)=(02,42,22)=(0,2,1)\left( \frac{-2 + 2}{2}, \frac{6 + (-2)}{2}, \frac{3 + (-1)}{2} \right) = \left( \frac{0}{2}, \frac{4}{2}, \frac{2}{2} \right) = (0, 2, 1)
次に、半径を求めます。半径は中心と端点の距離なので、中心 (0,2,1)(0, 2, 1) と点 (2,2,1)(2, -2, -1) の距離を計算します。
r=(20)2+(22)2+(11)2=22+(4)2+(2)2=4+16+4=24r = \sqrt{(2 - 0)^2 + (-2 - 2)^2 + (-1 - 1)^2} = \sqrt{2^2 + (-4)^2 + (-2)^2} = \sqrt{4 + 16 + 4} = \sqrt{24}
よって、r2=24r^2 = 24
したがって、球の方程式は
(x0)2+(y2)2+(z1)2=24(x - 0)^2 + (y - 2)^2 + (z - 1)^2 = 24
x2+(y2)2+(z1)2=24x^2 + (y - 2)^2 + (z - 1)^2 = 24

3. 最終的な答え

(1) (x1)2+(y+3)2+(z+1)2=9(x - 1)^2 + (y + 3)^2 + (z + 1)^2 = 9
(2) x2+(y2)2+(z1)2=24x^2 + (y - 2)^2 + (z - 1)^2 = 24

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