$\sqrt{7}$ が有理数でないことを背理法で証明する。$\sqrt{7}$ が有理数であると仮定し、$\sqrt{7} = \frac{q}{p}$ ($p$, $q$ は互いに素な正の整数)と表せる。このとき、$7p^2 = q^2$ となる。空欄を埋めて矛盾を導き、$\sqrt{7}$ が有理数でないことを示す。

数論背理法平方根有理数整数の性質
2025/7/14

1. 問題の内容

7\sqrt{7} が有理数でないことを背理法で証明する。7\sqrt{7} が有理数であると仮定し、7=qp\sqrt{7} = \frac{q}{p}pp, qq は互いに素な正の整数)と表せる。このとき、7p2=q27p^2 = q^2 となる。空欄を埋めて矛盾を導き、7\sqrt{7} が有理数でないことを示す。

2. 解き方の手順

(1) 7p2=q27p^2 = q^2 より、q2q^2 は 7 の倍数である。したがって、qq も 7 の倍数である。
(2) q=7s+tq = 7s + t とおく (ss は0以上の整数、tt は 0以上 7 未満の整数)。
(3) q2=(7s+t)2=49s2+14st+t2q^2 = (7s + t)^2 = 49s^2 + 14st + t^2
(4) q2q^2 が 7 の倍数であるためには、t2t^2 が 7 の倍数でなければならない。0t<70 \leq t < 7 なので、t=0t = 0 でなければならない。
(5) t=0t = 0 より、q=7sq = 7s となる。
(6) q=7sq = 7s7p2=q27p^2 = q^2 に代入すると、7p2=(7s)2=49s27p^2 = (7s)^2 = 49s^2。したがって、p2=7s2p^2 = 7s^2
(7) よって、p2p^2 は 7 の倍数なので、pp も 7 の倍数となる。
(8) ppqq がともに 7 の倍数となるのは、ppqq が互いに素であるという仮定に矛盾する。
したがって、7\sqrt{7} は有理数ではない。
空欄を埋める。
- q2q^2は 7 の倍数。
- q=7s+tq = 7s + t
- tt は 7 未満。
- q2=49s2+14st+t2q^2 = 49s^2 + 14st + t^2
- t=0t = 0
- q=7sq = 7s
- p2=7s2p^2 = 7s^2
- pp は 7 の倍数

3. 最終的な答え

1. 7

2. 7

3. 49

4. 14

5. 0

6. 0

7. 0

8. 7

9. 7

1

0. 7

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