四面体OABCにおいて、$\vec{OP} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} - \vec{OC}}{3}$ で定まる点Pがある。直線CPと三角形OABの交点Qの位置ベクトル$\vec{OQ}$を$\vec{OA}$と$\vec{OB}$を用いて表す。

幾何学ベクトル空間ベクトル四面体線分交点
2025/7/14

1. 問題の内容

四面体OABCにおいて、OP=OA+OBOC3\vec{OP} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} - \vec{OC}}{3} で定まる点Pがある。直線CPと三角形OABの交点Qの位置ベクトルOQ\vec{OQ}OA\vec{OA}OB\vec{OB}を用いて表す。

2. 解き方の手順

まず、点Qが直線CP上にあることから、実数 kk を用いて
OQ=(1k)OC+kOP\vec{OQ} = (1-k)\vec{OC} + k\vec{OP} と表せる。
OP=OA+OBOC3\vec{OP} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} - \vec{OC}}{3} を代入すると、
OQ=(1k)OC+k(OA+OBOC3)\vec{OQ} = (1-k)\vec{OC} + k \left( \frac{\vec{OA} + \vec{OB} - \vec{OC}}{3} \right)
OQ=k3OA+k3OB+(1kk3)OC\vec{OQ} = \frac{k}{3}\vec{OA} + \frac{k}{3}\vec{OB} + \left( 1 - k - \frac{k}{3} \right) \vec{OC}
OQ=k3OA+k3OB+(14k3)OC\vec{OQ} = \frac{k}{3}\vec{OA} + \frac{k}{3}\vec{OB} + \left( 1 - \frac{4k}{3} \right) \vec{OC}
次に、点Qが三角形OAB上にあることから、OQ=sOA+tOB\vec{OQ} = s\vec{OA} + t\vec{OB} (s+t=1s+t = 1) と表せる。
これは OQ\vec{OQ}OC\vec{OC} 成分が 0 であることを意味する。
よって、 14k3=01 - \frac{4k}{3} = 0 が成り立つ。
この式を解くと、4k3=1\frac{4k}{3} = 1 より k=34k = \frac{3}{4} である。
これをOQ\vec{OQ}の式に代入すると、
OQ=3/43OA+3/43OB+0OC\vec{OQ} = \frac{3/4}{3}\vec{OA} + \frac{3/4}{3}\vec{OB} + 0\vec{OC}
OQ=14OA+14OB\vec{OQ} = \frac{1}{4}\vec{OA} + \frac{1}{4}\vec{OB}

3. 最終的な答え

OQ=14OA+14OB\vec{OQ} = \frac{1}{4}\vec{OA} + \frac{1}{4}\vec{OB}

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