AとBの袋からそれぞれ2個ずつ球を取り出し箱に入れる。 (i) 箱の中の4個の球のうち、ちょうど2個が赤球である確率、およびちょうど3個が赤球である確率を求める。 (ii) 箱の中をよくかき混ぜて2個同時に取り出すとき、どちらの球も赤球である確率と、取り出した2個の球がどちらも赤球であったときに、それらのうちの1個のみがBの袋に入っていたものである条件付き確率を求める。
2025/7/14
1. 問題の内容
AとBの袋からそれぞれ2個ずつ球を取り出し箱に入れる。
(i) 箱の中の4個の球のうち、ちょうど2個が赤球である確率、およびちょうど3個が赤球である確率を求める。
(ii) 箱の中をよくかき混ぜて2個同時に取り出すとき、どちらの球も赤球である確率と、取り出した2個の球がどちらも赤球であったときに、それらのうちの1個のみがBの袋に入っていたものである条件付き確率を求める。
2. 解き方の手順
問題文に袋の情報が書かれていないので、一般的な解き方はできません。
ここでは、Aの袋に赤球がa個、白球が4-a個、Bの袋に赤球がb個、白球が4-b個入っていると仮定して解きます。
(i) ちょうど2個が赤球である確率
Aから取り出す赤球の個数を、Bから取り出す赤球の個数をとすると、となる確率を求めればよい。
のとき、
のとき、
のとき、
これらの和が、ちょうど2個が赤球である確率。
ちょうど3個が赤球である確率
となる確率を求めればよい。
のとき、
のとき、
これらの和が、ちょうど3個が赤球である確率。
(ii) 2個とも赤球である確率
4個の球の中に赤球が個あるとき()、2個とも赤球である確率は。
となる確率は(i)で計算。となる確率は(i)で計算。
となる確率は、のときなので、。
となる確率は0。
これらの確率を足し合わせればよい。
条件付き確率
取り出した2個がどちらも赤球であるという条件の下で、1個のみがBの袋に入っていた確率は、ベイズの定理より、
分子の確率は、(i)においての場合に対応する。
分母の確率は、上記で計算した2個とも赤球である確率。
3. 最終的な答え
Aの袋とBの袋の情報が不明なので、答えは一般式のみとなります。
(i) ちょうど2個が赤球である確率:
ちょうど3個が赤球である確率:
(ii) 2個とも赤球である確率:上記参照
条件付き確率:上記参照