男子6人、女子5人の中から4人を選ぶ。 (1) 男子から2人、女子から2人を選ぶ選び方は何通りか。 (2) 女子から少なくとも1人を選ぶ選び方は何通りか。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/7/17

1. 問題の内容

男子6人、女子5人の中から4人を選ぶ。
(1) 男子から2人、女子から2人を選ぶ選び方は何通りか。
(2) 女子から少なくとも1人を選ぶ選び方は何通りか。

2. 解き方の手順

(1) 男子から2人、女子から2人を選ぶ場合
男子6人から2人を選ぶ組み合わせの数は、6C2_{6}C_{2}通り。
女子5人から2人を選ぶ組み合わせの数は、5C2_{5}C_{2}通り。
それぞれの組み合わせに対して選び方があるので、積の法則より、6C2_{6}C_{2}5C2_{5}C_{2}を掛け合わせる。
計算式は以下の通り。
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×52×1=15_{6}C_{2} = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
5C2=5!2!(52)!=5!2!3!=5×42×1=10_{5}C_{2} = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
したがって、選び方の総数は15×10=15015 \times 10 = 150通り。
(2) 女子から少なくとも1人を選ぶ場合
全体の選び方の総数から、女子を一人も選ばない選び方を引けばよい。
全体の選び方の総数は、11C4_{11}C_{4}通り。
女子を一人も選ばない選び方は、男子6人から4人を選ぶ選び方なので、6C4_{6}C_{4}通り。
計算式は以下の通り。
11C4=11!4!(114)!=11!4!7!=11×10×9×84×3×2×1=330_{11}C_{4} = \frac{11!}{4!(11-4)!} = \frac{11!}{4!7!} = \frac{11 \times 10 \times 9 \times 8}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 330
6C4=6!4!(64)!=6!4!2!=6×52×1=15_{6}C_{4} = \frac{6!}{4!(6-4)!} = \frac{6!}{4!2!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
したがって、女子から少なくとも1人を選ぶ選び方の総数は33015=315330 - 15 = 315通り。

3. 最終的な答え

(1) 150通り
(2) 315通り

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