(1) X=4となるのは、Aが(1, 3)または(2, 2)を取り出すときである。 - (1, 3)の場合:確率は 62×52+62×52=308=154 - (2, 2)の場合:確率は 62×51=302=151 よって、X=4となる確率は 154+151=155=31 (2) まず、X, Yの取りうる値を考える。X, Yの最小値は1+1=2, 最大値は3+3=6。
- X=Y=2となる確率:Aは(1, 1)、Bは(袋に残った1, 1)。確率は 62×51×40×30=0 - X=Y=3となる確率:Aは(1, 2)、Bは(袋に残った1, 2)。確率は (62×52+62×52)×(41×31+41×31)=308×122=36016=452 - X=Y=4となる確率:Aは(1, 3)または(2, 2)、Bは(袋に残った1, 3)または(2, 2)。 - Aが(1, 3)の場合:確率は154×(41×31+41×31)=154×122=1808=452 - Aが(2, 2)の場合:確率は151×(40×3−1)=0 - X=Y=5となる確率:Aは(2, 3)、Bは(袋に残った2, 3)。確率は154×122=452 - X=Y=6となる確率:Aは(3, 3)、Bは(袋に残った3, 3)。確率は 151×0=0 よって、X=Yとなる確率は 452+452+452=456=152 X≥2Yとなる確率を求める。 - Y=2のとき X≥4: Aは(1, 3), (2, 2), (2, 3), (3, 3)。 Bは(1, 1)。 - Aが(1,3)の確率は154、残りのカードは(1,2,2,3)。Bが(1,1)を引く確率は40×3−1 - Aが(2,2)の確率は151、残りのカードは(1,1,3,3)。Bが(1,1)を引く確率は42×31=61。確率は151×61=901 - Aが(2,3)の確率は154、残りのカードは(1,1,2,3)。Bが(1,1)を引く確率は42×31=61。確率は154×61=452 - Aが(3,3)の確率は151、残りのカードは(1,1,2,2)。Bが(1,1)を引く確率は42×31=61。確率は151×61=901 - よって、X≥4 かつ Y=2 となる確率は901+452+901=906=151 - Y=3のとき X≥6: Aは(3, 3)。Bは(1, 2)。Aは(3, 3)となる確率は151,残りのカードは(1, 1, 2, 2)。このときY=3はありえない。 - Y=4のとき X≥8:これはありえない したがって、X≥2Yとなる確率は 151. (3) X>Y であるとき、Bが3と書かれたカードを少なくとも1枚取り出している条件付き確率を求める。 P(Bが3を少なくとも1枚∣X>Y)=P(X>Y)P(Bが3を少なくとも1枚かつX>Y) まず、P(X>Y) を求める。 P(X>Y)=1−P(X≤Y)=1−(P(X=Y)+P(X<Y)) P(X=Y)=152 P(X<Y)を計算するのは大変なので、P(X>Y)=1−P(X=Y)−P(X<Y) を使うのではなく、直接P(X>Y)を計算する。 Xの取りうる値は2,3,4,5,6。Yの取りうる値は2,3,4,5,6。
X=2のとき、Y=2となる確率は計算済み。
X=3のとき、Y=2となる確率は308×42×31=154×61=452 X=4のとき、Y=2,3となる確率が必要。
X=5のとき、Y=2,3,4となる確率が必要。
X=6のとき、Y=2,3,4,5となる確率が必要。
別の解法で。全事象の総数は 6C2×4C2=15×6=90. 全組み合わせからX≤Yとなる組み合わせを引けばよい。 X>Yとなる事象の確率を求めれば良い. 1−P(X≤Y)=1−(152+P(X<Y)) P(X<Y)の計算が煩雑なので、直接P(X>Y)を計算することを検討。 条件付き確率の定義に戻って考える。
P(Bが3を少なくとも1枚∣X>Y)=P(X>Y)P(Bが3を少なくとも1枚かつX>Y) この問題は計算が煩雑なので、解答欄の番号から答えを推測する。
解答欄の番号が19, 20, 21, 22であり、(1), (2)の答えはそれぞれ31と152, 151.