4色のカードがそれぞれ3枚ずつ、合計12枚ある。各色のカードには1から3までの数字が1つずつ書かれている。この中から3枚のカードを同時に引くとき、以下の確率を求めよ。 (1) 3枚のカードの数字がすべて異なる確率 (2) 3枚のカードの色も数字も異なる確率 (3) 2枚のカードだけ数字が等しい確率

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/7/14

1. 問題の内容

4色のカードがそれぞれ3枚ずつ、合計12枚ある。各色のカードには1から3までの数字が1つずつ書かれている。この中から3枚のカードを同時に引くとき、以下の確率を求めよ。
(1) 3枚のカードの数字がすべて異なる確率
(2) 3枚のカードの色も数字も異なる確率
(3) 2枚のカードだけ数字が等しい確率

2. 解き方の手順

まず、3枚のカードの選び方の総数を求める。これは12枚から3枚を選ぶ組み合わせなので、12C3_{12}C_3で計算できる。
12C3=12×11×103×2×1=220_{12}C_3 = \frac{12 \times 11 \times 10}{3 \times 2 \times 1} = 220
(1) 3枚のカードの数字がすべて異なる確率
3枚の数字が異なるのは、1, 2, 3の数字がそれぞれ1枚ずつ選ばれる場合である。
1のカードの選び方は4通り、2のカードの選び方は4通り、3のカードの選び方は4通り。
よって、数字がすべて異なる選び方は4×4×4=644 \times 4 \times 4 = 64通り。
確率は 64220=1655\frac{64}{220} = \frac{16}{55}
(2) 3枚のカードの色も数字も異なる確率
3枚のカードの色も数字も異なるのは、各数字について色が異なる場合である。
1, 2, 3の数字を1枚ずつ選ぶ。
1の数字のカードの選び方は4通り。
2の数字のカードの選び方は、1で選んだ色を除いた3通り。
3の数字のカードの選び方は、1と2で選んだ色を除いた2通り。
よって、4×3×2=244 \times 3 \times 2 = 24通り。
確率は 24220=655\frac{24}{220} = \frac{6}{55}
(3) 2枚のカードだけ数字が等しい確率
まず、どの数字を2枚揃えるかを選ぶ。これは1, 2, 3の3通り。
選んだ数字の2枚の選び方は、同じ数字の4枚から2枚を選ぶ組み合わせなので、4C2=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6通り。
残りの1枚は、選んだ2枚の数字とは異なる数字を選ぶ必要がある。
残りの数字は2種類ある。そのそれぞれについて4枚ずつカードがあるので、8枚の中から1枚を選ぶ。ただし、2枚と同じ数字を選んではいけないので、違う数字を選ばないといけない。よって8通り。
したがって、確率は 3×6×8220=144220=3655\frac{3 \times 6 \times 8}{220} = \frac{144}{220} = \frac{36}{55}

3. 最終的な答え

(1) 3枚のカードの数字がすべて異なる確率は 1655\frac{16}{55}
(2) 3枚のカードの色も数字も異なる確率は 655\frac{6}{55}
(3) 2枚のカードだけ数字が等しい確率は 3655\frac{36}{55}

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