(3) A, B, C, D, E, F, G の7人が1列に並ぶとき、以下の確率を求める。 (1) A と B が隣り合う確率 (2) E, F, G がこの順にくる確率 (4) 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6 の中から4つ選んで4桁の数を作るとき、以下の確率を求める。 (1) 奇数になる確率 (2) 5の倍数になる確率

確率論・統計学確率順列組み合わせ場合の数
2025/7/14

1. 問題の内容

(3) A, B, C, D, E, F, G の7人が1列に並ぶとき、以下の確率を求める。
(1) A と B が隣り合う確率
(2) E, F, G がこの順にくる確率
(4) 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6 の中から4つ選んで4桁の数を作るとき、以下の確率を求める。
(1) 奇数になる確率
(2) 5の倍数になる確率

2. 解き方の手順

(3)
(1)
AとBをひとまとめにして考える。
AとBの並び方は2通り。
残りの5人とAとBのまとまりを並べる方法は6!通り。
よって、AとBが隣り合う並び方は 2×6!2 \times 6! 通り。
7人全体の並び方は7!通り。
したがって、求める確率は 2×6!7!=27\frac{2 \times 6!}{7!} = \frac{2}{7}
(2)
7人の並び方は7!通り。
E, F, G の順番を固定し、それ以外の4人の並び方を考える。
E, F, G の並び方は 3! = 6 通りあるが、これが1通りに固定されるので、全体の並び方は 7!3!=7×6×5×4\frac{7!}{3!} = 7 \times 6 \times 5 \times 4 通り。
したがって、求める確率は 7!/3!7!=13!=16\frac{7! / 3!}{7!} = \frac{1}{3!} = \frac{1}{6}
(4)
(1)
まず、全体の並び方を求める。
千の位は0以外なので6通り。百の位は残りの6個から選ぶので6通り。十の位は残りの5個から選ぶので5通り。一の位は残りの4個から選ぶので4通り。
したがって、全体の並び方は 6×6×5×4=7206 \times 6 \times 5 \times 4 = 720 通り。
次に、奇数になる並び方を求める。
一の位が奇数(1, 3, 5)のときを考える。
i) 一の位が奇数のとき、一の位は3通り。
ii) 千の位は0と一の位に使った数以外なので5通り。
iii) 百の位は残りの5個から選ぶので5通り。
iv) 十の位は残りの4個から選ぶので4通り。
したがって、奇数になる並び方は 3×5×5×4=3003 \times 5 \times 5 \times 4 = 300 通り。
したがって、求める確率は 300720=3072=512\frac{300}{720} = \frac{30}{72} = \frac{5}{12}
(2)
5の倍数になるのは、一の位が0または5のとき。
i) 一の位が0のとき、千の位は6通り、百の位は5通り、十の位は4通り。
6×5×4=1206 \times 5 \times 4 = 120 通り。
ii) 一の位が5のとき、千の位は0と5以外なので5通り。百の位は5の他に0も使えるので5通り。十の位は4通り。
5×5×4=1005 \times 5 \times 4 = 100 通り。
よって5の倍数の作り方は 120+100=220120 + 100 = 220通り。
したがって、求める確率は 220720=2272=1136\frac{220}{720} = \frac{22}{72} = \frac{11}{36}

3. 最終的な答え

(3)
(1) 27\frac{2}{7}
(2) 16\frac{1}{6}
(4)
(1) 512\frac{5}{12}
(2) 1136\frac{11}{36}

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