正の定数 $a$ に対して、関数 $y = x^2 - 2ax + 2$ の $0 \le x \le 3$ における最小値を求めよ。ただし、$0 < a \le 12$ の場合と $a \ge 12$ の場合に分けて答える。

代数学二次関数最小値場合分け
2025/7/14

1. 問題の内容

正の定数 aa に対して、関数 y=x22ax+2y = x^2 - 2ax + 20x30 \le x \le 3 における最小値を求めよ。ただし、0<a120 < a \le 12 の場合と a12a \ge 12 の場合に分けて答える。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成する。
y=x22ax+2=(xa)2a2+2y = x^2 - 2ax + 2 = (x-a)^2 - a^2 + 2
この関数のグラフは下に凸の放物線であり、軸は x=ax=a である。
(i) 0<a30 < a \le 3 のとき、軸 x=ax=a が定義域 0x30 \le x \le 3 に含まれるので、頂点 x=ax=a で最小値をとる。
最小値は y=a2+2y = -a^2 + 2 となる。
(ii) 3<a3 < a のとき、軸 x=ax=a が定義域 0x30 \le x \le 3 の外にあるので、x=3x=3 で最小値をとる。
最小値は y=322a(3)+2=96a+2=116ay = 3^2 - 2a(3) + 2 = 9 - 6a + 2 = 11 - 6a となる。
したがって、0<a30 < a \le 3 のとき、最小値は a2+2-a^2 + 2 である。
3<a123 < a \le 12 のとき、最小値は 116a11 - 6a である。
a12a \ge 12 のとき、最小値は 116a11 - 6a である。
0<a30 < a \le 3 のとき最小値は a2+2-a^2 + 2
3<a3 < aの時、 x=3x=3 で最小となるので y=322a(3)+2=116ay = 3^2 - 2a(3) + 2 = 11 - 6a
3<a123 < a \le 12のとき最小値は 116a11 - 6a
a12a \ge 12のとき最小値は 116a11 - 6a
0<a30 < a \le 3 の時の最小値 f(x)=a2+2f(x) = -a^2 + 2
0<a120 < a \le 12の時の最小値 f(x)=116af(x) = 11 - 6a
a12a \ge 12の時の最小値 f(x)=116af(x) = 11 - 6a
0<a30 < a \le 3 の時 x=ax=a で最小 a2+2-a^2 + 2
3<a3 < a の時 x=3x=3 で最小 116a11 - 6a
0 < a <= 3 のとき、y=a2+2y=-a^2+2
3 < a <= 12のとき y= 116a11-6a
a >= 12 のとき、y=116ay=11-6a
条件に合うように場合分けを修正します。
もし 0 < a <= 3 ならば、最小値は -a^2 + 2です。
もし 3 < a <= 12 ならば、最小値は 11 - 6aです。
もし a >= 12 ならば、最小値は 11 - 6aです。
0 < a <= 3 のとき a2+2-a^2 + 2
a > 3 のとき 11 - 6a

3. 最終的な答え

0<a30 < a \le 3 のとき、 a2+2-a^2 + 2
3<a123 < a \le 12 のとき、116a11 - 6a
a12a \ge 12 のとき、116a11 - 6a
問題文にあるように、0<a120<a\leq 12a12a\geq 12の場合に分けて答えることを考えると、
0<a120<a\leq 12のとき、最小値は、116a11-6aとなります。
a12a\geq 12のとき、最小値は、116a11-6aとなります。
0<a120 < a \le 12のとき: 116a11-6a
a12a \ge 12のとき: 116a11-6a
12:3
13:マイナス
14:2
15:11
16:マイナス
17:6
18:a

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