問3.1の(1)は、関数 $f(x) = x(x^2 - 1)^9$ の不定積分を求める問題です。

解析学不定積分置換積分法積分
2025/7/14
はい、承知いたしました。画像の数学の問題を解いていきます。まずは問3.1の(1)から順番に解いていきましょう。

1. 問題の内容

問3.1の(1)は、関数 f(x)=x(x21)9f(x) = x(x^2 - 1)^9 の不定積分を求める問題です。

2. 解き方の手順

この問題は、置換積分法を用いて解くことができます。
* ステップ1:u=x21u = x^2 - 1 と置換します。
* ステップ2:du=2xdxdu = 2x dx より、xdx=12dux dx = \frac{1}{2} du となります。
* ステップ3:積分を uu に関する積分に書き換えます。
x(x21)9dx=u912du=12u9du\int x(x^2 - 1)^9 dx = \int u^9 \cdot \frac{1}{2} du = \frac{1}{2} \int u^9 du
* ステップ4:uu に関する積分を実行します。
12u9du=12u1010+C=u1020+C\frac{1}{2} \int u^9 du = \frac{1}{2} \cdot \frac{u^{10}}{10} + C = \frac{u^{10}}{20} + C
* ステップ5:uuxx の式に戻します。
u1020+C=(x21)1020+C\frac{u^{10}}{20} + C = \frac{(x^2 - 1)^{10}}{20} + C

3. 最終的な答え

したがって、x(x21)9x(x^2 - 1)^9 の不定積分は、
(x21)1020+C\frac{(x^2 - 1)^{10}}{20} + C
となります (CC は積分定数)。

「解析学」の関連問題

直線 $y = \sqrt{3}x + 5$ となす角が $\pm \frac{\pi}{3}$ であり、直線上の点 $(0, 5)$ で交わる直線を求めよ。

三角関数三角関数の合成最大値最小値三角関数の恒等式不等式
2025/7/14

数列$\{a_n\}$と$\{b_n\}$が漸化式で定義されている。 (1) $a_1=3, a_2=9, a_{n+1} = a_n + p$を満たす$p$の値を求め、一般項$a_n$を$n$を用い...

数列漸化式極限等差数列極限値
2025/7/14

関数 $y = \frac{1}{2} \log \frac{1-x}{1+x} (-1 < x < 1)$ について、以下の問いに答える。 (1) 対数の性質を用いて、関数を微分する。 (2) $x...

対数関数微分逆関数合成関数
2025/7/14

数列 $\{a_n\}$ と $\{b_n\}$ が与えられており、以下の問いに答える問題です。 (1) $a_1 = 3$, $a_2=9$, $a_{n+1} = a_n + p$ を満たす数列 ...

数列極限等差数列等比数列
2025/7/14

問題は、無限級数 $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{(2n-1)(2n+1)}$ の値を求めることです。

無限級数部分分数分解級数の計算極限
2025/7/14

周期 $2\pi$ の関数 $f(x) = |\sin x| \ (-\pi \le x < \pi), \ f(x+2\pi) = f(x)$ のフーリエ級数を求める問題です。

フーリエ級数フーリエ変換積分三角関数
2025/7/14

問題は2つあります。 問題1: 周期 $2\pi$ の関数 $f(x) = |\sin x| (-\pi \le x < \pi)$ で、$f(x+2\pi) = f(x)$ を満たす関数のフーリエ級...

フーリエ級数フーリエ変換三角関数極限
2025/7/14

次の無限級数が収束するかどうかを判定し、収束する場合はその和を求めます。問題は4つありますが、ここでは(1)の問題、$\sum_{n=0}^{\infty} \frac{1}{(-3)^n} = 1 ...

無限級数等比級数収束
2025/7/14

与えられた分数関数を、$\frac{1}{1-X} = \sum_{n=0}^{\infty} X^n$ の公式を利用して無限級数の形で表し、その無限級数が収束する $x$ の範囲を求める問題です。 ...

無限級数収束分数関数冪級数
2025/7/14

関数 $f(x) = \sin 2x + a \sin x$ が与えられ、$f(\frac{\pi}{3}) = 0$ である。 (1) 定数 $a$ の値を求めよ。 (2) $0 \le x < 2...

三角関数方程式倍角の公式
2025/7/14