次の無限級数が収束するかどうかを判定し、収束する場合はその和を求めます。問題は4つありますが、ここでは(1)の問題、$\sum_{n=0}^{\infty} \frac{1}{(-3)^n} = 1 - \frac{1}{3} + \frac{1}{9} - \frac{1}{27} + \dots$を解きます。

解析学無限級数等比級数収束
2025/7/14

1. 問題の内容

次の無限級数が収束するかどうかを判定し、収束する場合はその和を求めます。問題は4つありますが、ここでは(1)の問題、n=01(3)n=113+19127+\sum_{n=0}^{\infty} \frac{1}{(-3)^n} = 1 - \frac{1}{3} + \frac{1}{9} - \frac{1}{27} + \dotsを解きます。

2. 解き方の手順

この無限級数は、初項 a=1a = 1、公比 r=13r = -\frac{1}{3} の等比級数です。
等比級数 n=0arn\sum_{n=0}^{\infty} ar^n が収束するのは、r<1|r| < 1 のときであり、その和は a1r\frac{a}{1-r} で求められます。
今回は、r=13=13<1|r| = |-\frac{1}{3}| = \frac{1}{3} < 1 であるため、この無限級数は収束します。
したがって、その和は、
a1r=11(13)=11+13=143=34\frac{a}{1-r} = \frac{1}{1 - (-\frac{1}{3})} = \frac{1}{1 + \frac{1}{3}} = \frac{1}{\frac{4}{3}} = \frac{3}{4}
で求められます。

3. 最終的な答え

34\frac{3}{4}

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