画像に記載された数学の問題は、主に級数の収束・発散を判定する問題です。具体的には、以下の問題が含まれています。 * **問4.8 (2)** $\sum_{n=2}^{\infty} \frac{1}{n(\log n)^{\alpha}} \quad (\alpha > 0)$ の収束・発散を判定する。 * **問4.9 (2)** $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{\sqrt{n+1} - \sqrt{n}}{n}$ の収束・発散を判定する。 * **問4.10 (1)** $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{2^n}{n!}$ の収束・発散を判定する。 * **問4.10 (2)** $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{n}{3^n+1}$ の収束・発散を判定する。 * **問4.10 (4)** $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{2^n+1}{3^n+1}$ の収束・発散を判定する。 * **問4.11 (1)** $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{(-1)^{n(n+1)/2}}{n(n+1)}$ が絶対収束することを示す。 * **問4.11 (2)** $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{(n!)^2}{(2n)!} \sin \frac{n\pi}{12}$ が絶対収束することを示す。 * **問4.8 (3)** $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{\log n}{n^2}$ の収束・発散を判定する。
2025/7/14
1. 問題の内容
画像に記載された数学の問題は、主に級数の収束・発散を判定する問題です。具体的には、以下の問題が含まれています。
* **問4.8 (2)** の収束・発散を判定する。
* **問4.9 (2)** の収束・発散を判定する。
* **問4.10 (1)** の収束・発散を判定する。
* **問4.10 (2)** の収束・発散を判定する。
* **問4.10 (4)** の収束・発散を判定する。
* **問4.11 (1)** が絶対収束することを示す。
* **問4.11 (2)** が絶対収束することを示す。
* **問4.8 (3)** の収束・発散を判定する。
2. 解き方の手順
以下に、それぞれの問題に対する解き方の手順を示します。
* **問4.8 (2)**:
積分判定法を使用します。関数 は で正で単調減少です。
積分 を計算します。 と置換すると、 となり、積分は になります。
この積分は のとき収束し、 のとき発散します。したがって、元の級数も のとき収束し、 のとき発散します。
* **問4.9 (2)**:
と変形できます。
と比較すると、 は なので収束します。したがって、元の級数も収束します。
* **問4.10 (1)**:
比判定法を使用します。 とすると、 となります。
なので、級数は収束します。
* **問4.10 (2)**:
比判定法を使用します。 より なので収束する。
* **問4.10 (4)**:
比判定法を使用します。 とすると、.
なので、級数は収束します。
* **問4.11 (1)**:
です。 は収束します (部分分数分解により と計算できます)。
したがって、元の級数は絶対収束します。
* **問4.11 (2)**:
とおく。 であるから 。 比判定法を使う。。よって絶対収束する。
* **問4.8 (3)**:
について、 が十分大きな に対して成り立つことを用いる。
すると、 となる。 は収束するので、比較判定法より、 も収束する。
3. 最終的な答え
* **問4.8 (2)**: のとき収束し、 のとき発散する。
* **問4.9 (2)**: 収束する。
* **問4.10 (1)**: 収束する。
* **問4.10 (2)**: 収束する。
* **問4.10 (4)**: 収束する。
* **問4.11 (1)**: 絶対収束する。
* **問4.11 (2)**: 絶対収束する。
* **問4.8 (3)**: 収束する。