曲線 $y = f(x) = \sqrt{x^2 + x + 2}$ が $y^2 = x^2 + x + 2$ を満たすことを利用して、曲線 $y = f(x)$ 上の点 $(1, 2)$ における接線の方程式を求める。

解析学接線微分陰関数連鎖律
2025/7/14

1. 問題の内容

曲線 y=f(x)=x2+x+2y = f(x) = \sqrt{x^2 + x + 2}y2=x2+x+2y^2 = x^2 + x + 2 を満たすことを利用して、曲線 y=f(x)y = f(x) 上の点 (1,2)(1, 2) における接線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

まず、y2=x2+x+2y^2 = x^2 + x + 2xx について微分します。
yyxx の関数としてみなし、連鎖律(チェーンルール)を用います。
2ydydx=2x+12y \frac{dy}{dx} = 2x + 1
dydx=2x+12y\frac{dy}{dx} = \frac{2x + 1}{2y}
(1,2)(1, 2) における傾きを求めます。x=1x = 1y=2y = 2 を代入すると、
dydx=2(1)+12(2)=34\frac{dy}{dx} = \frac{2(1) + 1}{2(2)} = \frac{3}{4}
接線の方程式は、yy1=m(xx1)y - y_1 = m(x - x_1) で表され、ここで (x1,y1)(x_1, y_1) は接点、 mm は接線の傾きです。
今回の場合は、(x1,y1)=(1,2)(x_1, y_1) = (1, 2)m=34m = \frac{3}{4} です。
したがって、接線の方程式は次のようになります。
y2=34(x1)y - 2 = \frac{3}{4}(x - 1)
y=34x34+2y = \frac{3}{4}x - \frac{3}{4} + 2
y=34x+54y = \frac{3}{4}x + \frac{5}{4}

3. 最終的な答え

y=34x+54y = \frac{3}{4}x + \frac{5}{4}

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