(1) $\triangle ABC$ において、$BC=2, A=45^\circ, B=120^\circ$ のとき、$AC$ の長さと外接円の半径を求める。 (2) $\triangle ABC$ において、$AB=3, AC=4, \cos A = \frac{1}{3}$ のとき、$BC$ の長さと $\triangle ABC$ の面積を求める。

幾何学三角形正弦定理余弦定理外接円面積
2025/7/14

1. 問題の内容

(1) ABC\triangle ABC において、BC=2,A=45,B=120BC=2, A=45^\circ, B=120^\circ のとき、ACAC の長さと外接円の半径を求める。
(2) ABC\triangle ABC において、AB=3,AC=4,cosA=13AB=3, AC=4, \cos A = \frac{1}{3} のとき、BCBC の長さと ABC\triangle ABC の面積を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、角 CC を求める。三角形の内角の和は 180180^\circ なので、C=180AB=18045120=15C = 180^\circ - A - B = 180^\circ - 45^\circ - 120^\circ = 15^\circ である。
次に、正弦定理を用いて ACAC を求める。
BCsinA=ACsinB\frac{BC}{\sin A} = \frac{AC}{\sin B} より、
2sin45=ACsin120\frac{2}{\sin 45^\circ} = \frac{AC}{\sin 120^\circ}
AC=2sin120sin45=23212=2322=6AC = \frac{2 \sin 120^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{2 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = 2 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} \cdot \sqrt{2} = \sqrt{6}
したがって、AC=6AC = \sqrt{6} である。
次に、外接円の半径 RR を求める。正弦定理より、
BCsinA=2R\frac{BC}{\sin A} = 2R
2R=2sin45=212=222R = \frac{2}{\sin 45^\circ} = \frac{2}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = 2\sqrt{2}
R=2R = \sqrt{2}
したがって、外接円の半径は 2\sqrt{2} である。
(2)
余弦定理を用いて BCBC を求める。
BC2=AB2+AC22ABACcosABC^2 = AB^2 + AC^2 - 2 \cdot AB \cdot AC \cdot \cos A
BC2=32+4223413=9+168=17BC^2 = 3^2 + 4^2 - 2 \cdot 3 \cdot 4 \cdot \frac{1}{3} = 9 + 16 - 8 = 17
BC=17BC = \sqrt{17}
次に、ABC\triangle ABC の面積 SS を求める。
S=12ABACsinAS = \frac{1}{2} AB \cdot AC \cdot \sin A
sin2A+cos2A=1\sin^2 A + \cos^2 A = 1 より、
sin2A=1cos2A=1(13)2=119=89\sin^2 A = 1 - \cos^2 A = 1 - (\frac{1}{3})^2 = 1 - \frac{1}{9} = \frac{8}{9}
sinA=89=223\sin A = \sqrt{\frac{8}{9}} = \frac{2\sqrt{2}}{3}
したがって、
S=1234223=42S = \frac{1}{2} \cdot 3 \cdot 4 \cdot \frac{2\sqrt{2}}{3} = 4\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) AC=6AC = \sqrt{6}、外接円の半径は 2\sqrt{2}
(2) BC=17BC = \sqrt{17}ABC\triangle ABC の面積は 424\sqrt{2}

「幾何学」の関連問題

与えられた楕円の方程式について、以下の情報を求める問題です。 (1) $\frac{x^2}{49} + \frac{y^2}{16} = 1$ (2) $9x^2 + y^2 = 9$ (3) $9...

楕円焦点長軸短軸楕円の標準形
2025/7/14

問題5: 三角形ABCの面積Sを求める。 (1) $b=7$, $c=4$, $A=60^\circ$ (2) $b=4$, $c=5$, $A=30^\circ$ (3) $a=2\sq...

三角形面積正弦定理三角比
2025/7/14

三角比の問題で、以下の2つの小問を解く必要があります。 (1) $\cos A = \frac{4}{5}$ のとき、$\sin A$と$\tan A$の値を求める。 (2) $\sin A = \f...

三角比三角関数sincostan相互関係
2025/7/14

三角形ABCがあり、$AB=9$, $AC=6$である。角BACの二等分線と辺BCの交点をDとする。点Bを通る円Oがあり、円Oは点Cで直線ACに接している。また、円Oと辺ABの交点のうち、点Bでない方...

三角形角の二等分線接弦定理相似メネラウスの定理
2025/7/14

一辺の長さが2の正六角形$A_1$がある。その面積を$S_1$とする。$A_1$の各辺の中点を頂点とする正六角形を$A_2$とし、その面積を$S_2$とする。以下同様に、正六角形$A_{n-1}$の各...

正六角形面積等比数列数列図形
2025/7/14

直線 $y = -x + k$ と円 $x^2 + y^2 + 6x - 16 = 0$ について、以下の2つの問いに答える。 (1) 直線と円が共有点を持つときの $k$ の範囲を求める。 (2) ...

直線共有点弦の長さ点と直線の距離
2025/7/14

点 $(\sqrt{5}, 0)$ と $(-\sqrt{5}, 0)$ からの距離の差が 4 である点 P の軌跡を H とする。 (1) H の方程式を求めよ。 (2) H の漸近線を $l_1$...

双曲線軌跡接線面積
2025/7/14

$xy$平面において、方程式 $x^2+y^2-6x-8y+a=0$ が円を表すような定数 $a$ の値の範囲を求め、さらに、2つの円 $x^2+y^2-6x-8y+a=0$ と $x^2+y^2=1...

方程式交点半径中心不等式
2025/7/14

(1) $\tan(90^\circ - \theta) \tan(180^\circ - \theta)$ を簡単にせよ。 (2) (ア) $\sin 100^\circ$, $\cos 130^\...

三角比三角関数の加法定理角度変換
2025/7/14

座標平面上に点 $(0,2)$ を通り半径が $\sqrt{5}$ である円 $C: x^2+y^2-2ax-6y+b=0$ がある。ただし、$a$ を正の定数、$b$ を定数とする。 (1) $a,...

接線座標平面方程式
2025/7/14