$xy$平面において、方程式 $x^2+y^2-6x-8y+a=0$ が円を表すような定数 $a$ の値の範囲を求め、さらに、2つの円 $x^2+y^2-6x-8y+a=0$ と $x^2+y^2=1$ が異なる2点で交わるような定数 $a$ の値の範囲を求めよ。

幾何学方程式交点半径中心不等式
2025/7/14

1. 問題の内容

xyxy平面において、方程式 x2+y26x8y+a=0x^2+y^2-6x-8y+a=0 が円を表すような定数 aa の値の範囲を求め、さらに、2つの円 x2+y26x8y+a=0x^2+y^2-6x-8y+a=0x2+y2=1x^2+y^2=1 が異なる2点で交わるような定数 aa の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、x2+y26x8y+a=0x^2+y^2-6x-8y+a=0 が円を表す条件を求める。
この式を平方完成すると、
(x3)2+(y4)2916+a=0(x-3)^2 + (y-4)^2 - 9 - 16 + a = 0
(x3)2+(y4)2=25a(x-3)^2 + (y-4)^2 = 25 - a
これが円を表すためには、右辺が正である必要がある。したがって、
25a>025 - a > 0
a<25a < 25
次に、2つの円 x2+y26x8y+a=0x^2+y^2-6x-8y+a=0x2+y2=1x^2+y^2=1 が異なる2点で交わる条件を考える。
円の中心間の距離を dd 、それぞれの円の半径を r1,r2r_1, r_2 とすると、2つの円が異なる2点で交わる条件は、
r1r2<d<r1+r2|r_1 - r_2| < d < r_1 + r_2
この問題では、円 x2+y2=1x^2+y^2=1 の中心は (0,0)(0, 0) 、半径は 11 である。円 x2+y26x8y+a=0x^2+y^2-6x-8y+a=0 の中心は (3,4)(3, 4) 、半径は 25a\sqrt{25-a} である。
よって、円の中心間の距離 ddd=(30)2+(40)2=9+16=25=5d = \sqrt{(3-0)^2 + (4-0)^2} = \sqrt{9+16} = \sqrt{25} = 5
半径の差の絶対値は r1r2=25a1|r_1 - r_2| = |\sqrt{25-a} - 1|
半径の和は r1+r2=25a+1r_1 + r_2 = \sqrt{25-a} + 1
したがって、
25a1<5<25a+1|\sqrt{25-a} - 1| < 5 < \sqrt{25-a} + 1
まず、5<25a+15 < \sqrt{25-a} + 1 を解くと、
4<25a4 < \sqrt{25-a}
16<25a16 < 25-a
a<2516a < 25 - 16
a<9a < 9
次に、25a1<5|\sqrt{25-a} - 1| < 5 を解くと、
5<25a1<5-5 < \sqrt{25-a} - 1 < 5
4<25a<6-4 < \sqrt{25-a} < 6
25a\sqrt{25-a} は常に正なので、 25a<6\sqrt{25-a} < 6 のみを考えればよい。
25a<3625-a < 36
a<11-a < 11
a>11a > -11
したがって、11<a<9-11 < a < 9

3. 最終的な答え

a<25a<25
11<a<9-11 < a < 9

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