四面体OABCがあり、辺OAの中点をD、線分BDを2:1に内分する点をEとする。辺BCをs:(1-s) (0 < s < 1) に内分する点をPとし、線分OPをt:(1-t) (0 < t < 1) に内分する点をQとする。OA = $\vec{a}$, OB = $\vec{b}$, OC = $\vec{c}$とする。 (1) $\vec{OE}$を$\vec{a}$, $\vec{b}$を用いて表せ。また、$\vec{OP}$を$\vec{b}$, $\vec{c}$, sを用いて表せ。 (2) 直線EQと直線ACが平行になるとき、s, tの値をそれぞれ求めよ。 (3) 四面体OABCにおいて、OA=1, OB=$\sqrt{3}$, OC=1, ∠AOB=30°, ∠BOC=90°, ∠COA=90°とする。また、(2)のとき、点Qから平面ABCに引いた垂線と平面ABCとの交点をHとする。$\vec{OH}$を$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$を用いて表せ。
2025/7/14
1. 問題の内容
四面体OABCがあり、辺OAの中点をD、線分BDを2:1に内分する点をEとする。辺BCをs:(1-s) (0 < s < 1) に内分する点をPとし、線分OPをt:(1-t) (0 < t < 1) に内分する点をQとする。OA = , OB = , OC = とする。
(1) を, を用いて表せ。また、を, , sを用いて表せ。
(2) 直線EQと直線ACが平行になるとき、s, tの値をそれぞれ求めよ。
(3) 四面体OABCにおいて、OA=1, OB=, OC=1, ∠AOB=30°, ∠BOC=90°, ∠COA=90°とする。また、(2)のとき、点Qから平面ABCに引いた垂線と平面ABCとの交点をHとする。を, , を用いて表せ。
2. 解き方の手順
(1)
点Dは辺OAの中点なので、。
点Eは線分BDを2:1に内分するので、
。
点Pは辺BCをs:(1-s)に内分するので、
。
(2)
。
点Qは線分OPをt:(1-t)に内分するので、。
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EQとACが平行なので、を満たす実数kが存在する。
。
は一次独立なので、
より、。
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(3)
(2)より、なので、
。
点Hは平面ABC上にあるので、とおくと、。
また、は平面ABCに垂直なので、
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、。
より、。
より、。
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より、。
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より、。
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3. 最終的な答え
(1) 、
(2) ,
(3)