直線 $y = -x + k$ と円 $x^2 + y^2 + 6x - 16 = 0$ について、以下の2つの問いに答える。 (1) 直線と円が共有点を持つときの $k$ の範囲を求める。 (2) 円と直線の2つの交点を結ぶ線分の長さが $7\sqrt{2}$ であるときの $k$ の値を求める。

幾何学直線共有点弦の長さ点と直線の距離
2025/7/14

1. 問題の内容

直線 y=x+ky = -x + k と円 x2+y2+6x16=0x^2 + y^2 + 6x - 16 = 0 について、以下の2つの問いに答える。
(1) 直線と円が共有点を持つときの kk の範囲を求める。
(2) 円と直線の2つの交点を結ぶ線分の長さが 727\sqrt{2} であるときの kk の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円の方程式を平方完成する。
x2+6x+y216=0x^2 + 6x + y^2 - 16 = 0
(x+3)29+y216=0(x + 3)^2 - 9 + y^2 - 16 = 0
(x+3)2+y2=25=52(x + 3)^2 + y^2 = 25 = 5^2
よって、円の中心は (3,0)(-3, 0)、半径は 55 である。
直線 y=x+ky = -x + kx+yk=0x + y - k = 0 と変形する。
円の中心と直線の距離 dd は、点と直線の距離の公式より
d=3+0k12+12=3k2=k+32d = \frac{|-3 + 0 - k|}{\sqrt{1^2 + 1^2}} = \frac{|-3 - k|}{\sqrt{2}} = \frac{|k + 3|}{\sqrt{2}}
直線と円が共有点を持つ条件は、drd \leq r であるから、
k+325\frac{|k + 3|}{\sqrt{2}} \leq 5
k+352|k + 3| \leq 5\sqrt{2}
52k+352-5\sqrt{2} \leq k + 3 \leq 5\sqrt{2}
352k3+52-3 - 5\sqrt{2} \leq k \leq -3 + 5\sqrt{2}
(2) 弦の長さが 727\sqrt{2} であるとき、中心と直線の距離 dd を求める。
弦の中点をMとすると、円の中心をCとしたとき、三角形AMCは直角三角形になる。
弦の半分を ll とすると、l=722l = \frac{7\sqrt{2}}{2}
三平方の定理より、d2+l2=r2d^2 + l^2 = r^2
d2+(722)2=52d^2 + (\frac{7\sqrt{2}}{2})^2 = 5^2
d2+4924=25d^2 + \frac{49 \cdot 2}{4} = 25
d2+492=25d^2 + \frac{49}{2} = 25
d2=25492=50492=12d^2 = 25 - \frac{49}{2} = \frac{50 - 49}{2} = \frac{1}{2}
d=12d = \frac{1}{\sqrt{2}}
k+32=12\frac{|k + 3|}{\sqrt{2}} = \frac{1}{\sqrt{2}}
k+3=1|k + 3| = 1
k+3=1k + 3 = 1 または k+3=1k + 3 = -1
k=2k = -2 または k=4k = -4

3. 最終的な答え

kk の範囲は 352k3+52-3 - 5\sqrt{2} \leq k \leq -3 + 5\sqrt{2} である。
k=2,4k = -2, -4

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