* 問1:$m = 20$ のとき、$\sum_{d|m} \phi(d) = m$ が成り立つことを確認する。 * 問2:$\phi(36)$ と $\phi(25)$ を計算する。 * 問3:以下の連立合同式を解く。 1. $x \equiv 2 \pmod{5}$ $x \equiv 3 \pmod{11}$ 2. $x \equiv 2 \pmod{6}$ $x \equiv 3 \pmod{9}$ * 問4:おはじきの個数を求める。3個ずつ分けると1個余り、5個ずつ分けると2個余り、11個ずつ分けると3個余る。総数は500個以下である。
2025/7/14
以下に、画像に写っている数学の問題の解答を示します。
1. 問題の内容
* 問1: のとき、 が成り立つことを確認する。
* 問2: と を計算する。
* 問3:以下の連立合同式を解く。
1. $x \equiv 2 \pmod{5}$
2. $x \equiv 2 \pmod{6}$
* 問4:おはじきの個数を求める。3個ずつ分けると1個余り、5個ずつ分けると2個余り、11個ずつ分けると3個余る。総数は500個以下である。
2. 解き方の手順
* 問1: の約数は 1, 2, 4, 5, 10, 20 である。それぞれの を計算する。
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となり、成り立つ。
* 問2:
1. $\phi(36) = \phi(2^2 \cdot 3^2) = 36(1 - \frac{1}{2})(1 - \frac{1}{3}) = 36 \cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{2}{3} = 12$
2. $\phi(25) = \phi(5^2) = 25(1 - \frac{1}{5}) = 25 \cdot \frac{4}{5} = 20$
* 問3:
1. $x \equiv 2 \pmod{5}$ より $x = 5k + 2$ と書ける。
これを に代入すると 。
なので、は整数にならない。
代わりに に をかけると
。したがって、
。
よって、。
2. $x \equiv 2 \pmod{6}$ より $x = 6k + 2$ と書ける。
これを に代入すると 。
となり、整数にならないため解なし。
* 問4:
おはじきの個数を とすると、
より 。
これを に代入すると 。
。 より 。
したがって、。
。
これを に代入すると 。
。
したがって、
。
より、。
3. 最終的な答え
* 問1:成り立つ
* 問2:
1. $\phi(36) = 12$
2. $\phi(25) = 20$
* 問3:
1. $x \equiv 47 \pmod{55}$
2. 解なし
* 問4:おはじきの個数は157個、322個、または487個である。