問題61は、全体集合$U$を1から10までの自然数の集合とし、5の倍数の集合を$A$としたとき、集合$\overline{A}$($A$の補集合)を要素を書き並べて表す問題です。 問題62は、実数$x$についての次の2つの命題の真偽を、集合を使って調べる問題です。 (1) $x < 3 \implies x < -1$ (2) $x > 2 \implies x > -2$

集合論集合補集合命題真偽
2025/4/2

1. 問題の内容

問題61は、全体集合UUを1から10までの自然数の集合とし、5の倍数の集合をAAとしたとき、集合A\overline{A}AAの補集合)を要素を書き並べて表す問題です。
問題62は、実数xxについての次の2つの命題の真偽を、集合を使って調べる問題です。
(1) x<3    x<1x < 3 \implies x < -1
(2) x>2    x>2x > 2 \implies x > -2

2. 解き方の手順

問題61:
全体集合U={1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10\}で、A={5,10}A = \{5, 10\}なので、A\overline{A}UUからAAの要素を取り除いた集合となります。
問題62 (1):
命題x<3    x<1x < 3 \implies x < -1の真偽を集合で考えます。
P={xx<3}P = \{x | x < 3\}
Q={xx<1}Q = \{x | x < -1\}
PQP \subset Qであるかどうかを調べます。
PPに属するがQQに属さない要素が存在すれば偽、存在しなければ真です。
例えば、x=0x = 0x<3x < 3を満たしますが、x<1x < -1を満たしません。
問題62 (2):
命題x>2    x>2x > 2 \implies x > -2の真偽を集合で考えます。
P={xx>2}P = \{x | x > 2\}
Q={xx>2}Q = \{x | x > -2\}
PQP \subset Qであるかどうかを調べます。
x>2x > 2ならば、x>2x > -2は常に成り立つので、命題は真です。

3. 最終的な答え

問題61:
A={1,2,3,4,6,7,8,9}\overline{A} = \{1, 2, 3, 4, 6, 7, 8, 9\}
問題62 (1):
問題62 (2):

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