全体集合$U = \{n | 1 \le n \le 100, n \text{ は整数} \}$と、その部分集合$A = \{x | x \text{ は } 11 \text{ の倍数} \}$が与えられています。このとき、$A$の補集合$\overline{A}$の要素の個数$n(\overline{A})$を求める問題です。

集合論集合補集合要素の個数
2025/4/6

1. 問題の内容

全体集合U={n1n100,n は整数}U = \{n | 1 \le n \le 100, n \text{ は整数} \}と、その部分集合A={xx は 11 の倍数}A = \{x | x \text{ は } 11 \text{ の倍数} \}が与えられています。このとき、AAの補集合A\overline{A}の要素の個数n(A)n(\overline{A})を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、全体集合UUの要素の個数n(U)n(U)を求めます。UUは1から100までの整数なので、n(U)=100n(U) = 100です。
次に、集合AAの要素の個数n(A)n(A)を求めます。AAは1から100までの整数のうち、11の倍数からなる集合です。11の倍数を小さい順に列挙すると、11, 22, 33, ..., 99となります。これは 11×1,11×2,11×3,...,11×911 \times 1, 11 \times 2, 11 \times 3, ..., 11 \times 9 と表せるので、AAの要素は9個です。したがって、n(A)=9n(A) = 9です。
最後に、AAの補集合A\overline{A}の要素の個数n(A)n(\overline{A})を求めます。A\overline{A}UUの中でAAに含まれない要素からなる集合なので、n(A)=n(U)n(A)n(\overline{A}) = n(U) - n(A)で計算できます。
n(A)=1009=91n(\overline{A}) = 100 - 9 = 91

3. 最終的な答え

91

「集合論」の関連問題

集合$A$を1以上100以下の11の倍数の集合、集合$B$を1以上100以下の13の倍数の集合とする。このとき、$n(A \cup B)$($A$と$B$の和集合の要素数)を求めよ。

集合和集合共通部分要素数
2025/4/8

集合 $A$ は1以上100以下の2の倍数の集合、集合 $B$ は1以上100以下の7の倍数の集合である。このとき、$n(A \cup B)$ を求めよ。

集合和集合要素数倍数
2025/4/8

集合Aは1以上100以下の2の倍数、集合Bは1以上100以下の3の倍数であるとき、$n(A \cup B)$ を求めよ。ここで、$n(A \cup B)$は、集合Aと集合Bの和集合の要素の個数を表す。

集合和集合共通部分要素数
2025/4/7

全体集合$U = \{n | 1 \leq n \leq 100, nは整数\}$ と、その部分集合$A = \{x | xは7の倍数\}$ が与えられています。このとき、$A$の補集合$\overl...

集合補集合要素数論理
2025/4/6

集合Aは1以上200以下の3の倍数、集合Bは1以上200以下の4の倍数であるとき、$n(A \cup B)$を求めよ。

集合集合の要素数和集合倍数
2025/4/5

問題は、集合 $A \subset B$ が成り立つとき、$\overline{A} \supset \overline{B}$ が成り立つことを、与えられたベン図を用いて確認することです。ここで、$...

集合補集合ベン図包含関係
2025/4/5

問題61は、全体集合$U$を1から10までの自然数の集合とし、5の倍数の集合を$A$としたとき、集合$\overline{A}$($A$の補集合)を要素を書き並べて表す問題です。 問題62は、実数$x...

集合補集合命題真偽
2025/4/2

問1.2.4:$S_2$ の補集合 $\overline{S_2}$ の要素を小さい方から順に書き出す。 問1.2.5:集合 $S_3 \cap \overline{S_2}$ の要素を小さい方から順...

集合補集合共通部分自然数
2025/3/29

15以下の自然数全体の集合を $U$ とし、$U$ の部分集合 $A = \{1, 2, 4, 7, 8, 9, 12, 15\}$、$B = \{1, 4, 6, 7, 9\}$ について、$n(U...

集合要素数共通部分集合の演算
2025/3/13

集合 $A = \{-3, 2, a^2 - 9a + 25, 2a + 3\}$ と $B = \{-2, a^2 - 4a - 10, a^2 - 5a + 1, a + 6, 16\}$ が与え...

集合共通部分和集合補集合方程式
2025/3/10