(1) 方程式 x2+y2−6x−8y+a=0 が円を表す条件を求める。 まず、この式を平方完成します。
(x−3)2+(y−4)2−9−16+a=0 (x−3)2+(y−4)2=25−a この方程式が円を表すためには、25−a>0 である必要があります。 (2) 2つの円 x2+y2−6x−8y+a=0 と x2+y2=1 が異なる2点で交わる条件を求める。 円 x2+y2=1 の中心は原点 (0,0) で、半径は 1 です。 円 (x−3)2+(y−4)2=25−a の中心は (3,4) で、半径は 25−a です。 2つの円が異なる2点で交わるための条件は、
(i) 2つの円の中心間の距離が、2つの円の半径の和よりも小さいこと。
(ii) 2つの円の中心間の距離が、2つの円の半径の差の絶対値よりも大きいこと。
の2つが成り立つことです。
2つの円の中心間の距離は (3−0)2+(4−0)2=9+16=25=5。 (i) 5<1+25−a より、 4<25−a。両辺を2乗して 16<25−a。よって a<9。 (ii) 5>∣25−a−1∣ より、5>25−a−1 および 5>−(25−a−1)。 5>25−a−1 より、 6>25−a。両辺を2乗して 36>25−a。よって a>−11。 5>−(25−a−1) より、5>−25−a+1。よって 25−a>−4。これは常に成り立ちます。 したがって、−11<a<9。 円を表す条件 a<25 も満たしています。