放物線 $G: y = ax^2 + bx$ が2点 $(1, 2)$, $(3, -6)$ を通る。 (1) $a$, $b$ の値を求め、放物線 $G$ の頂点の座標を求める。 (2) (i) $G$ を $y$ 軸に関して対称移動した放物線を $C_1$ とし、$C_1$ の方程式を求める。 (ii) $G$ を $x$ 軸に関して対称移動した放物線を $C_2$ とし、$C_2$ の方程式を求める。 (3) 放物線 $G$, $C_1$, $C_2$ の頂点をそれぞれ $A$, $B$, $C$ とし、線分 $AB$ と線分 $BC$ で作られる折れ線を $L$ とする。放物線 $H: y = x^2 - 2px + q$ の頂点が $L$ 上にあり、さらに点 $(3, 11)$ を通るような $p$, $q$ の値の組 $(p, q)$ を全て求める。

代数学二次関数放物線対称移動頂点方程式
2025/7/14
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

放物線 G:y=ax2+bxG: y = ax^2 + bx が2点 (1,2)(1, 2), (3,6)(3, -6) を通る。
(1) aa, bb の値を求め、放物線 GG の頂点の座標を求める。
(2) (i) GGyy 軸に関して対称移動した放物線を C1C_1 とし、C1C_1 の方程式を求める。
(ii) GGxx 軸に関して対称移動した放物線を C2C_2 とし、C2C_2 の方程式を求める。
(3) 放物線 GG, C1C_1, C2C_2 の頂点をそれぞれ AA, BB, CC とし、線分 ABAB と線分 BCBC で作られる折れ線を LL とする。放物線 H:y=x22px+qH: y = x^2 - 2px + q の頂点が LL 上にあり、さらに点 (3,11)(3, 11) を通るような pp, qq の値の組 (p,q)(p, q) を全て求める。

2. 解き方の手順

(1) GG(1,2)(1, 2)(3,6)(3, -6) を通るので、
a+b=2a+b = 2 ...(1)
9a+3b=69a + 3b = -6 ...(2)
(2)を3で割ると 3a+b=23a + b = -2 ...(3)
(3) - (1) より 2a=42a = -4 よって a=2a = -2
(1)に代入して 2+b=2-2 + b = 2 よって b=4b = 4
したがって y=2x2+4x=2(x22x)=2(x22x+11)=2(x1)2+2y = -2x^2 + 4x = -2(x^2 - 2x) = -2(x^2 - 2x + 1 - 1) = -2(x-1)^2 + 2
よって頂点は (1,2)(1, 2)
(2) (i) yy 軸に関して対称移動すると、xxx-x に変わるので、
C1:y=2(x)2+4(x)=2x24xC_1: y = -2(-x)^2 + 4(-x) = -2x^2 - 4x
(ii) xx 軸に関して対称移動すると、yyy-y に変わるので、
C2:y=2x2+4xC_2: -y = -2x^2 + 4x つまり y=2x24xy = 2x^2 - 4x
(3) GG の頂点 AA(1,2)(1, 2)
C1:y=2x24x=2(x2+2x)=2(x2+2x+11)=2(x+1)2+2C_1: y = -2x^2 - 4x = -2(x^2 + 2x) = -2(x^2 + 2x + 1 - 1) = -2(x+1)^2 + 2
C1C_1 の頂点 BB(1,2)(-1, 2)
C2:y=2x24x=2(x22x)=2(x22x+11)=2(x1)22C_2: y = 2x^2 - 4x = 2(x^2 - 2x) = 2(x^2 - 2x + 1 - 1) = 2(x-1)^2 - 2
C2C_2 の頂点 CC(1,2)(1, -2)
A(1,2)A(1, 2), B(1,2)B(-1, 2), C(1,2)C(1, -2)
ABABy=2y = 2 (1x1 -1 \le x \le 1)
BCBCx=1x = 1 (2y2 -2 \le y \le 2)
H:y=x22px+q=(xp)2p2+qH: y = x^2 - 2px + q = (x-p)^2 - p^2 + q
HH の頂点は (p,p2+q)(p, -p^2 + q)
これがL上にあるので、
(i) 1p1-1 \le p \le 1 かつ p2+q=2-p^2 + q = 2 のとき
q=p2+2q = p^2 + 2
(3,11)(3, 11) を通るので 11=322p(3)+q11 = 3^2 - 2p(3) + q
11=96p+p2+211 = 9 - 6p + p^2 + 2
p26p=0p^2 - 6p = 0
p(p6)=0p(p - 6) = 0
p=0,6p = 0, 6
1p1-1 \le p \le 1 より p=0p = 0, q=02+2=2q = 0^2 + 2 = 2
(p,q)=(0,2)(p, q) = (0, 2)
(ii) p=1p = 1 かつ 2p2+q2-2 \le -p^2 + q \le 2 のとき
p2+q=1+q-p^2 + q = -1 + q なので、 21+q2-2 \le -1 + q \le 2
11=322p(3)+q11 = 3^2 - 2p(3) + q
11=96+q11 = 9 - 6 + q
q=8q = 8
21+82-2 \le -1 + 8 \le 2 は成り立たない。
よって、 (p,q)=(0,2)(p, q) = (0, 2) のみ

3. 最終的な答え

(p,q)=(0,2)(p, q) = (0, 2)

「代数学」の関連問題

2次方程式 $x^2 - (m+1)x + m = 0$ の2つの解の差が3であるとき、定数 $m$ の値を求めよ。

二次方程式解と係数の関係解の差
2025/7/14

問題は画像に示された数学の問題を解くことです。これらの問題は、二次方程式、複素数、高次方程式、直線の方程式など、様々な分野に及びます。具体的には以下の問題が含まれています。 (1) 二次方程式の解の性...

二次方程式複素数因数分解高次方程式解と係数の関係直線の方程式内分点外分点重心多項式の割り算3乗根
2025/7/14

与えられた連立一次方程式(4) $3x - 7y + 5z = 0$ $x + y - z = 6$ $2x + 3y - 4z = 9$ を解け。

連立一次方程式行列線形代数行基本変形解法
2025/7/14

数学的帰納法を用いて、次の2つの等式を証明する。 (1) $1 + 3 + 5 + \dots + (2n-1) = n^2$ (2) $1 \cdot 2 + 2 \cdot 3 + 3 \cdot...

数学的帰納法数列等式証明
2025/7/14

数列 $\{a_n\}$ は $a_1 = 3, a_4 = 9, a_{n+1} = a_n + p$ で定義される。数列 $\{b_n\}$ は $b_1 = 4, b_{n+1} = b_n +...

数列等差数列極限漸化式無限級数ルート
2025/7/14

直線 $y = 2x + k$ が放物線 $x^2 = -y$ の接線となるように、定数 $k$ の値を定める問題です。

二次方程式判別式接線放物線
2025/7/14

問題は2つあります。 一つ目の問題は、預金問題で、最初の3年間は年利4%、その後は年利2%で5年後に残高がいくらになるかを計算します。預金開始時の金額は100とします。3年後の残高が112、5年後の残...

指数法則金利計算累乗根
2025/7/14

この問題は、複利計算と指数法則に関するものです。具体的には、 (1) 預金が複利で増えるときの残高を計算する問題と、 (2) 指数法則を用いて式を簡単にする問題です。

指数法則複利計算べき乗式の計算代数
2025/7/14

与えられた対数の値を計算し、簡単にします。問題は以下の4つです。 (1) $\log_3 81$ (2) $\log_4 1$ (3) $\log_3 \sqrt{3}$ (4) $2\log_5 \...

対数対数の計算対数の性質
2025/7/14

与えられた対数計算の問題を解きます。具体的には、以下の4つの問題を解きます。 (1) $\log_8 2 + \log_8 32$ (2) $\log_3 45 - \log_3 5$ (3) $\l...

対数対数計算対数の性質
2025/7/14