これは差の二乗の因数分解と差の三乗の因数分解を利用します。まず、差の二乗で因数分解すると:
x6−y6=(x3)2−(y3)2=(x3+y3)(x3−y3) 次に、和と差の三乗の公式を用いて因数分解します。
x3+y3=(x+y)(x2−xy+y2) x3−y3=(x−y)(x2+xy+y2) したがって
x6−y6=(x+y)(x2−xy+y2)(x−y)(x2+xy+y2)=(x+y)(x−y)(x2−xy+y2)(x2+xy+y2) (2) x3−5x2−4x+20 これは共通因数を見つけるか、因数定理を利用します。まず、最初の2項と次の2項をグループ化してみましょう。
x3−5x2−4x+20=x2(x−5)−4(x−5) これで共通因数 (x−5) が現れました。したがって x3−5x2−4x+20=(x2−4)(x−5) さらに、x2−4 は差の二乗なので、x2−4=(x−2)(x+2) x3−5x2−4x+20=(x−2)(x+2)(x−5) (3) 12x2+xy−6y2−31x−2y+20 これは少し複雑な因数分解です。まず、2次式部分を因数分解します。
12x2+xy−6y2=(4x−3y)(3x+2y) 与えられた式全体が (4x−3y+a)(3x+2y+b) の形になると仮定して、展開したときに −31x−2y+20 となるような a と b を見つけます。 (4x−3y+a)(3x+2y+b)=12x2+8xy+4bx−9xy−6y2−3by+3ax+2ay+ab =12x2+xy−6y2+(4b+3a)x+(2a−3b)y+ab したがって
4b+3a=−31 2a−3b=−2 連立方程式を解くと、a=−4,b=−5 となります。 したがって、因数分解は次のようになります。
12x2+xy−6y2−31x−2y+20=(4x−3y−4)(3x+2y−5) (4) a4+a2c−ab3+abc+b2c この式を整理すると
a4+a2c−ab3+abc+b2c=a4+a2c+abc−ab3+b2c 項を適切にグループ化することを試みます。
a2(a2+c)+b(−ab2+ac+bc) これは難しい問題です。まず、式を c についてまとめてみます。 a4+(a2+b2+ab)c−ab3 ここで、a2+b2+ab=(a−ωb)(a−ω2b)、ω は 1 の原始3乗根。 与式は (a2+c)(a2+abc)−ab3とはならない気がします。 a4+a2c−ab3+abc+b2c=a4−ab3+a2c+abc+b2c=a(a3−b3)+c(a2+ab+b2)=a(a−b)(a2+ab+b2)+c(a2+ab+b2)=(a(a−b)+c)(a2+ab+b2)=(a2−ab+c)(a2+ab+b2)