不等式 $\sqrt{x+1} > -x+5$ を解きます。

代数学不等式平方根場合分け二次不等式根号
2025/7/15

1. 問題の内容

不等式 x+1>x+5\sqrt{x+1} > -x+5 を解きます。

2. 解き方の手順

まず、根号の中が0以上である条件が必要です。
x+10x+1 \geq 0 より、 x1x \geq -1
次に、不等式の両辺を2乗することを考えます。
ただし、両辺の符号によって場合分けが必要です。
(i) x+5<0-x+5 < 0 のとき、つまり x>5x>5 のとき、x+1\sqrt{x+1} は常に0以上なので、不等式は常に成立します。したがって、x>5x>5 は解となります。
(ii) x+50-x+5 \geq 0 のとき、つまり x5x \leq 5 のとき、両辺を2乗して、
(x+1)2>(x+5)2(\sqrt{x+1})^2 > (-x+5)^2
x+1>x210x+25x+1 > x^2 -10x + 25
0>x211x+240 > x^2 -11x + 24
x211x+24<0x^2 -11x + 24 < 0
(x3)(x8)<0(x-3)(x-8) < 0
よって、3<x<83 < x < 8
この解は、x5x \leq 5 という条件と、x1x \geq -1 という条件を満たす必要があります。
3<x<83 < x < 8x5x \leq 5 の共通範囲は 3<x53 < x \leq 5
3<x53 < x \leq 5x1x \geq -1 の共通範囲は 3<x53 < x \leq 5
したがって、(i)と(ii)の結果を合わせると、x>5x>5 または 3<x53 < x \leq 5 となります。
これらを合わせると、x>3x>3となります。
また、x1x \geq -1 という条件より、x>3x>3 かつ x1x \geq -1 を満たす必要があるので、x>3x>3 が最終的な解となります。

3. 最終的な答え

x>3x>3

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